特別支援学校で進路指導をするためにつくった図。卒業後、就労する方がほとんどである。
核の部分が大事だよとお伝えしてきた。
「出す、食べる、寝る」
※「薬を飲む」は持病等で定期服薬が必要な方のために入れてあります。
自分は「出す」ができずに、働くことが辛くなっていった。
大人だって、おろそかにしがちな核の部分。
外面取り繕うのに必死で、周囲の部分ばっかり気にしてた。
身をもって、核が大事だとお伝えしてきた。
社会で生き生きと生きていく上で非常に大事だけど、なかなか手が入りにくい部分でもある。
学歴とか技術とか資格とか。
目に見える箔を求めてしまう。
私がまさにそうだったなぁと振り返る。
ただ、最近ふと気がついたのだ。
AIが進化してきて、読み書きや計算、情報等今まで頭を使ってきた部分はそちらに任せる方が便利なことも増えてきた。
もちろん、AIを扱うことは何の素地もなければ、難しいこともあるだろうが、代わりにお願いできることは多くなってくる。
しかし、「出す、食べる、寝る」はAIに代わってやってもらうことは、この肉体として生きていくかぎり不可能に近いのではないかなと思うのだ。(人工的な身体の補助は別として)
あたりまえといえばあたりまえなのだけど、私はここを大事にしてこなかったので、今さらながら「出す、食べる、寝る」というのは尊い行為だと思うのです。