出残り便秘®︎の原因は💩をガマンすること。

大腸から直腸(肛門のすぐ上)に💩がおりてくると、便意をもよおす。でも、そのときを逃すと「出したい」がなくなってしまう。

小さい頃、私はよく「💩が引っ込んじゃった」って言ってた。大人になってからも、そう信じていた。💩がいったん戻っていき、再度おりてくるのだと思い込んでいました。

それは大きな大きな勘違いでした。
💩は肛門に出かかったままで残っているんです。

冷静に考えれば、おりてきたものが重力や身体の仕組みに逆らって奥に引っ込んでいくことなんて物理的におかしい話です。

便意だけが引っ込んでいたのです。

そういう状態があたりまえになったら、💩がおりてきても「出したい」を感じない肛門になっていく。

そう、便意喪失…。

便意とは「💩がおりてきましたよ、出してください」という身体からのサインです。

でも、「出したい気持ちは突然に」来るでしょう?それが叶えられないときもあるでしょう?

そうこうしてるうちに、「溜めるトレーニング」のプロになっていく。便意を感知しない肛門になっていく。

身体の感度が下がってしまうのです。
これは、すべての感覚の鈍りにも通じてくると思っています。いろいろな感覚が粗くなっていく。

なぜなら、便意を取り戻していくケアを続けていくうちに、より細かく自身の感覚を見出せるようになってきたからです。

微細なサインに対して、気づけるようになっていく。身体からの欲求を聞けるようになっていく。

出したい。
食べたい、食べたくない。
眠い。
動かしたい。
休みたい。

自分の身体や五感がどうしたら心地よくいられるか、自分自身できめ細やかにお世話するようなものです。

便意を喪失していたときは、自分を雑に扱っていたのだと思います。

「自分を大切に」とよく言われますが、何したらいいかわからなかったのです。

私の場合は、「出したい」をキャッチすることがきっかけとなり、身体との信頼関係を取り戻すことができました。

便意は感度。
「出すトレーニング」は身体のセンサーの感度を上げ、「自分を大切にする」第一歩だと思います。