ヒンズー教と仏教の地獄と閻魔王の教え | ヨハネのブログ

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I am Japanese female Christian Masako
Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
I love Jehovah God and the Bible.
I explaine Bible
prophecies in my
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(1)ヒンズー教の地獄の教え

  ヒンドゥー教徒としてなすべき務め(ダルマ)及びなすべきでない行為(アダ ルマ)を規定している法典というテキストがあります。最も有名なのは、西暦前2世紀から西暦2世紀に成立したとされる『マヌ法典』で、2番目に有名な法典が、推定6世紀ごろ成立した『ヤージュニャヴァル キヤ法典』です。

 その『ヤージュニャヴァルキヤ法典』の転生の教えに、地獄の教えが見られます。その書第 3 巻には、「大罪を犯した者は、大罪によって負う恐ろしくかつ蔑視される 諸々の地獄を経験し、業が消滅した後に、再びこの世界に生まれる。」とあります。


 大きな罪を犯したものは、罪を滅ぼす儀礼によって罪が無効になる場合があるとされています。 その罪を滅ぼす儀礼を行わないならば、地獄に行くと次のように教えています。「プラーヤシュチッタを行わず、罪に耽り、後悔しない者は、苦しく厳しい地獄に行く。」

(2)仏教の閻魔大王はヒンズー教から来ている

 ちなみに、日本の仏教の閻魔大王はインドのヒンズー教から来ています。ヒンズー教のリグベーダには、人間の祖とされるヤマが出てきます。このヤマは後代になって地下の地獄で死者を裁き、
生前に悪行を行った罰する恐るべき神とみなされるようになりました。

 このヤマは中国に伝わり、閻魔王として、
地獄の主とされ信仰の対象とされました。

 

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地獄の法廷を描いた中国の仏画
 

 

   日本で聖徳太子は、大阪市に閻魔堂を創建したので、地獄の閻魔王を信じていたことが分かります。平安時代の末に閻魔大王は一般民衆に広く信仰されるようになりました。

 

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聖徳太子の建てた大阪市の閻魔堂

 

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安土桃山時代に描かれた閻魔



 オウム真理教は地獄の教理を教えていたので、確かにヒンズー教の影響を受けています。ですから、地獄の閻魔大王の教えは聖徳太子が普及の努力を行い、日本では、平安時代、安土桃山時代と受け継がれていきました。そして、現代では地獄の教えをオウム真理教を初めその他の仏教系の団体が受け継いでいます。


(3)聖書には永遠に火の責め苦を与える地獄の教えはない


 聖書の中では、火でさいなむ地獄があるとは教えていません。エレミヤ書の中で、エホバ神は、当時のイスラエル人が子供たちを火で焼いて捧げたことについて次のように言われました。「彼らはヒンノムの子の谷にあるトフェトの高き所を築いた。自分たちの息子や娘を火で焼くためである。それはわたしが命じたこともなければ,わたしの心に上りもしなかったことである」(エレミヤ7:31)


 
ですから、エホバ神は、人間を火で焼いて永遠に苦しめることを望まれる神ではありません。聖書は死者は無力で、神をたたえることもしないと述べています。(詩編88:10)エホバ神が悔い改めないで罪を犯し続ける人々に与える究極の将来は、単に死んで無意識になることです。(伝道の書9:5)


 そして、エホバ神はイエスに裁きをゆだねておられます。人を裁くのは、閻魔大王ではなく、イエス・キリストが裁きます。イエスは確かに人が生きている間の行いに基づいて裁かれます。悔い改めない罪人は、復活させることをしないという方法で罰を与えるだけです。(マタイ25:46)


 
永遠の火の責め苦の地獄の概念は多くの宗教に見出すことができます。しかし地獄で悪行を永遠に責めさいなむという概念は、悪霊に由来しています。聖書の中には火の燃える地獄で罪人を永遠に責めさいなむという教えはありません。エホバ神が悔い改めない人間に下す報いは、意識がなくなり、永遠に存在しなくなるということです。

 エホバ神は、愛の神なので、人間が苦しむことを望んでおられません。ですから、地獄の教えや概念は、悪霊に由来します。それゆえに、エホバ神は、わたしたちの益になることを教えてくださり、私たちを永遠の命に導きたいと願っておられます。私たちは、愛の神エホバを崇拝しましょう。