聖書は宇宙を創造された神が存在されることを述べています。聖書の最初の本である創世記の最初の節は、「初めに神は天と地を創造された」と述べています。(創世記1:1。詩編146:6)宇宙を創造された神の名はエホバです。(詩編83:18)全宇宙を創造された神エホバは当然至高の神です。(創世記14:19,20)
進化論者は、宇宙の創造者を認めません。ですから、宇宙は、永遠の昔から存在していたと主張しています。でも、聖書は、神が太古の昔のある時、宇宙を創造されたと述べています。そのことは、ビックバンで宇宙が始まった、つまり宇宙には始まりがあるという現在の科学的な通説と一致しています。
法則は自然には生じません。法則は法則制定者によって生じます。例えば、川岸に石ころは無秩序にころがっています。ですから、物事は放置していれば、無秩序になります。人間が石やブロックを組織だって積むならば、家を建てることができます。ですから、法則や秩序は知的な存在から生じます。(ヘブライ3:4)
地上の生物体の基本的構成単位は共通して生きた細胞です。植物でも動物でも人間でも、単細胞生物でも多細胞生物でも、その基本となる細胞やDNAは、最初から複雑で完全であり秩序だった構成です。このことは、原始的な生物から人間が進化してきたということの間違いを証明しています。また、自然界には、極微の世界から考え抜かれた秩序が見られます。
アインシュタインは、光と物質の質量が相互に変換できる法則があると述べました。聖書によると、エホバ神は、「満ちあふれる活動力」つまり計り知れないエネルギーを持たれる方です。その方は、エネルギーを物質に変換して、物質宇宙を創造することが可能でした。(イザヤ40:26)
多くの科学者が、宇宙の秩序と組織の背後に理知ある神が存在することを認めています。アインシュタインは、「自然の法則は,非常にすぐれた理知の存在を明らかにする。」と述べました。ケンブリッジ大学の数学の教授は,次のように述べました。「神はたいへんすぐれた数学者で,宇宙の構造をつくるにさいし非常に進んだ数学を用いたとでも言おうか」。
さらに、エホバ神は、全宇宙を創造されたことによって示されているように全能の神です。(創世記17:1)さらに、エホバ神は、目に見える血肉の体も、石や金属などの体を持っておられるわけではありません。エホバ神は、霊の世界つまり天に存在され、霊者です。(詩編102:19。ヨハネ4:24)
エホバは、人間に永遠の命を約束されています。(ヨハネ第一2:25)また、エホバは神の王国つまりご自分の政府により世界の諸問題を解決し、地上を楽園にしようとしておられます。(マタイ6:9,10)人間は、エホバだけを崇拝することにより、永続する幸福に導かれます。(啓示17:14,17;20:6。ヨハネ4:14)全宇宙の創造者であるエホバ神がおられます。私たちはその方を崇拝するべきです。
[関連する記事]
[はてなダイアリーの最近の更新]