【閲覧注意】K病院での話 | 大腸ガンで逝ってしまった双子の妹の451日の闘病記録

大腸ガンで逝ってしまった双子の妹の451日の闘病記録

2022年8月に54歳の若さで大腸(横行結腸)ガンにより逝ってしまった双子(二卵性双生児)の妹の闘病生活を兄目線で想い出しながら記録として残します。

注):本記事の最下部に病状の画像データ(モザイク無し)を掲載しておりますので、不快に思われる方は本文が終わりましたら別ページにご移動ください。

 

2022年5月21日(土)にG研有明病院を退院した妹は紹介状を携え、その足で地元の腹水管理で有名なK病院の初診を受けた。

 

K病院での腹水治療はG研有明病院でのそれとは異なり、腹水がある程度溜まったら前抜きで一定量を抜き、抜いた液を冷凍保存しておき2週間後のCART療法当日に保存していた全量を解凍して不純物をろ過した後に凝縮した腹水をまた点滴で戻すという手法を取っている。

 

この方法だと2週間おきしかできないCART療法においても、妹のように腹水が数日で溜まってしまうような患者さんに対して事前に何回か腹水を抜いてもらえる上に、その廃液も無駄にせずに済むというメリットがあるらしいので、妹にはピッタリの処置だった。

 

K病院では腹水を抜くためにお腹に刺した針穴をアロンアルファで塞ぐらしく、妹からビックリしたと報告があった。

 

ちなみにG研有明病院では5月16日(月)にCART療法で6リットルの腹水を抜いたが、翌日からまた少しずつ溜まり出し退院の前日の20日(金)に7リットルを抜く羽目になっていた。(抜いたものは、そのまま廃棄)

 

その後、23日(月)に腹水の処置を担当されているM崎先生の診察を終えたが、既に再度腹水が溜まりつつあり、自宅での生活に不安を覚えた妹は24日(火)よりK病院へ入院することになった。

 

なお、このK病院にはG研有明病院の緩和ケア病棟の立ち上げに関わったM山先生も勤務されており、妹のことを丁寧に診てくれて安心した。

 

【K病院での入退院履歴】

① 5月24日(火)~ 6月1日(水)1回目の入院

⇒25日(水)に5リットル抜水

⇒31日(火)に8リットル抜き、CART療法で1リットルの濃縮液を点滴で戻した

 

5月30日(月)の時点で腹水の影響でお腹がパンパンに膨らんだだけでなく、靴はおろかスリッパさも履けないほど足の浮腫みも酷くなってしまった。※画像あり

(CART療法後は改善して靴も履けるようになった)

 

1回目の入院後、一度退院して自宅に戻ったが、やはり直ぐに腹水が溜まり始めたため、急変の可能性も加味して再度2回目の入院となった。

 

② 6月4日(土)~ 6月15日(水)2回目の入院

⇒6日(月)に5リットル抜水

K病院のM山先生と相談してG研有明病院への転院を検討し始めた

⇒14日(火)に4.5リットル抜き、CART療法で500ccの濃縮液を点滴で戻した

 

2回目の入院中に起きたことであるが、妹の腹水には相当量の血液が混じっているため、抜水後に止血剤を点滴で入れていたが、その影響からかお腹全体や腕に薬疹が出てしまった。※画像あり

 

2回目の入院時にM山先生と話をした結果、もう本格的にG研有明病院の緩和ケアに移った方が良いだろうと言われたため、転院の準備を行い15日(水)に退院後、そのままG研へと入院することとなった。

 

【本文終わり】

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下部に画像があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


左足の浮腫が特に酷い


腹水でお腹も張って苦しいのに薬疹が、、😭


腕にも薬疹が、、😱