運命学研究家 根本 沙璃(さり)です。
私たちが癒しを求める背景には
何かしら許せていない思いや
出来事が存在している
ことが多くあります。
思い出すたびに胸が苦しくなる出来事
人との関係で受けた心の傷などです。

時間がたっても、ふとした
瞬間に疼くその感覚は
癒しの準備が整ったという
サインかもしれません。
許せないままでいるとき
私たちは無意識のうちに
相手を裁いている
ことがあります。
あの人は間違っていた
もっとこうあるべきだった
と心の中でジャッジを
してしまうのです。
同時に、その裁きの奥には
自分自身の中にある痛みが
隠れていることが、少なくありません。
過去の出来事に触れたとき
悔しさや悲しみ
怒りといった感情が
浮かんできたら
その感情を少しだけ深く
見つめてみましょう。
本当は傷ついていたことに
気づくかもしれません。
他人に向けていた裁きの要素は
実は自分自身にも向けていたことに
気づくことがあります。
あの時、自分はもっとしっかり
しているべきだった。
もっと、強くあるべきだった。
もっと、寛容であるべきだった。
もっと、自由であるべきだった。
もっと、本能的であるべきだった。
もっと、望みに貪欲であるべきだった。
もっと、自分に正直であるべきだった。
そんな思いが、無意識の中で
自分を見張っていたかもしれないのです。

だからこそ、自分の内側にある
痛みや感情をそのまま受け
入れていくことが大切です。
感じてはいけないと抑えてきた
思いに気づき
それを否定せずに
ただ、そのまま認める。
そのように自分のあるがままにOK
が出ると、自然と他人への見方も
やわらいでいきます。
許しは、決して無理に相手を
正当化することではありません。
あくまでも、自分の心を自由に
するためのプロセスです。
傷の奥にある本当の気持ちに気づき
自分を責める手をゆるめることで
癒しは静かに訪れます。
そして気がついたときには
過去の出来事も
そこにいた相手も、少し違った形で
見えるようになっているでしょう。
許しは気づきから始まり
癒しはその気づきを抱きしめる
ところから育まれていきます。
