ヒンメリは、思っているよりは難しい。
元々植物の茎を使用しているので、複数回紐を通すことができない。
主なルールは、
ストローを同じ長さに切りそろえること。
紐は、1本のストローの中を1回しか通ってはいけないこと。
きちんと結ばないといけないこと。
年齢によって一人ですることを変えているのだけれど…。
できるようになると、辺の長さをどんな大きさにすればよいか(比)とか、構造物を強くするためにはどんな工夫が必要かなど思ってもみないような知恵が満載なのだけどなかなかそこまで思いがいたるまでには時間がかかる。
しばらく家の中に飾って、いくつの辺でできているのか辺を数えたりして欲しいなと思う。
数え方もいろいろで、4本ずつが3か所だから4×3で12かなどと言ってみると、掛け算の概念もはいってくることになる。
目の前にある具体的なものは、頭の中の知識とは全く違う。
具体的なものを目で見ることは大切なことなのだと思っている。
子どもの作品はまだまだ稚拙ではあるけれど、その作品を認めること。
そして、できるだけ長くその作品に興味を持たせることが大切だと感じる。
びっくりするほどの知識の第一歩が隠れているのだから、是非子どもと一緒に見つけて欲しいなと思う。
また、1回作ったことがあるから、もう作る必要はないという気持ちも持ってほしくないなと思う。
作れるんだという思いは必要だけど、職人さんのように続けることで見えることが見えないままで終わってしまうことがひどく残念に思える。

