震災の今という話をテレビで良く目にする。
3.11から4年が経った今のことを論じておかないと、次にまた起きる震災の対策が見えないからだろう。
女川は復興計画をきちんと立てている優等生な町だそうだ。
その復興は、還暦以上は口出すなという一言から始まったものらしい。
これからの世界はこれから生きる人達によって構築されあなければならないと思ったリーダーの言葉だ。
年々年老いていく親世代を見ていると、これから長い間生きていかなければならない若い世代との間にある隔絶を目の当たりにする。
動物は、自分の生きていくことにばかり目がいくものだけれど、そうではなく自分のDNAがどうやったらこの世界で生きていけるかに目をやれないものだろうか。
おとなならBESTを尽くすのは当たり前。
今のBESTだけでなく、これからBESTな状態にしていくための途上であるということをきちんと認識しないとならない。
さて、そう思うとテレビに出てくる面々は日々年を取り、政治家もこれできちんと政治家ができるのかという人が増え、どうも日本自体が機能不全ではないかと思うところが往々にしてある。
どうもすることができないが、還暦以上になって口を出さずにすむように、せめて自分の子どもは育てたいものだと思う。