幅広い年齢の子ども達と勉強をしながら思うことがあります。
子どもにとってどうしても必要な能力。
1、体力
2、始動トルク
体力、それなら運動をさせなくちゃとは、思わないでください。
体力とセットで子どもが知らなくてはならないことがあります。
それは、自分の体力をどのように使うかということです。
まずは、脳を使う複雑な作業をすることにして欲しいなと思っています。(勉強を教える側とすれば、)
それから、単純作業。
できれば、睡眠の取りかたも学んで欲しい。
体調が悪いときにいくら勉強してもあまり成果が上がりません。
脳の誤作動が多くなって、正答率も下がってしまいます。
いったい、いつどの位勉強をするのがよいのか。
体力をつけるための食事や運動は?
楽しいことは、なくてはいけないが、やみくもに多くてもいけない。
全ての経験が不消化にならず、子ども達の体の中に吸収されればよいなと思います。
始動トルクなんて書くと、ハテナと思われる方も多いと思います。
自動車は、走っている間はそれほど力を使わないけれど、走り始めるときに大きな力が必要であることなら、皆さんご存知のことと思います。
なにかを始めるときに必要な力が始動トルクです。
なにを始めても波にのるまでには、忍耐や頑張りが必要です。
波にのるまでは、楽しいわけでもなくひたすら忍耐かもしれません。
でも、投げ出さずやりきった後には、なんでも頑張れるという自信と、これから先必要な経験値を手に入れられると思います。
別にロールプレインゲームが良いとは言いませんが、経験値を積みながら戦士としてのグレードを上げるという行為は、子どもの成長とも重なっているなと思います。
どんなことも、ひとつひとつ経験を積んでいくこと、あきらめないことが大切です。
そのために、体力と始動トルクを子ども達に持って欲しいなと思っています。