別に褒めて育てることに異論はありません。
でも、最近思うのは、間違った褒め方をされて育った人が多いのではないかということです。
大人になっても、褒められたりご褒美がもらえないととモチベーションが下がるというのも……。
赤ちゃんのころは、はいはいしただけで、立ち上がっただけで拍手喝采といった時期もあります。
だんだんとできて当たり前のこと、感嘆されるものの範疇は変化していきます。
大人になって褒められたら、逆にからかわれているのかなとか、そんなこともできないと思われていたんだと思わなくてはならないこともある位です。
ただ褒められるという行為だけに喜んでいてもなぁと思います。
そのことをステップに自分に足りないことと伸ばしていく方向を見出せるとようになるといいなと思います。
実るほど頭を垂れる稲穂かな。
なんでも褒めるのではなく、子どもを進ませたい方向を見定めて褒めましょう。
大きくなってきたら、褒めるポイントを決めてやたらめったら褒めない。
褒めなくなったポイントに関してはその子の能力を信じて任せる。
認めることと褒めることはセットにしたらいいのではないかと思います。