2歳になったら、母子分離の時間を作りましょう。
生まれてから、ず~と子どもは親を頼って生きてきました。
最初の欲求は、「お腹が空いたよ。」などという生理的なものです。
それが段々と広がって、おもちゃが欲しいとか、本が読みたい、にんじんは食べたくないけど、お菓子が食べたいなどと要求の形も変わってきます。
親も、最初は生殺与奪権を持つ神だったわけです。
しばらく経つと、子どもを大切に思い良い方向に導く為の、助言者となっていくわけです。
さて、問題の2歳。
いやいや期を経て、子ども達は段々要求がエスカレート。
ときには、別になんとも思っていないのに、いやいやが引っ込めれないなんてこともあります。
ここのところを上手く対応することが大切です。
親があまりおろおろすると、主従関係が逆転。
子どもはそう深い思いでなくても、いやいやを主張しなくてはならないし、親もおろおろを繰り返す。
よく考えたら、あれはなんだったんだろう状態になります。
逆にしつけにこだわりすぎると、子どもになんらかの症状がでます。
例えば、必ず親の指示を待つ。
なんらかの脅迫観念に取り付かれる。
親の顔色を伺う。
両方とも、自分で考える姿勢には繋がりません。
習慣として身に付いてしまいます。
習慣が身に付くということは、時には良いことだけど、一生子どもに重くのしかかることもあるのです。
そのためにときには母子分離が必要です。
親と違う考え、ルールの中で子ども達はどんなに大変でも自分で考えて自分で行動し、そして間違っているときには叱られる。
こういったことを繰り返すことで、感情的でない理性的な判断を身につけることができていくのだと思います。
もちろん、後ろに子どもを大切に思っていらっしゃる家庭があることも大切です。
逃げ込める場所があること、じっくり時間が割けることが、親子そろって理性的な判断ができるポイントとなります。
願わくば、初めての母子分離はきちんとした対応をしてくださる場所で行ってくださいね。