先日、テレビで小さな子どもに日本語以外の言葉を教えるべきか否かについて放送していた。
子どもが仮に1年に100個単語を覚えられるとすると、日本語であってもその他の言語であっても全て合わせて100個と言うことなので、単一言語を100個の方が深いところまでわかるようになるということだ。
確かにそうだなと思った。
子どもがことばを覚える過程はおとなと全く違うと思う。
文字を意識していないから、余計に単語でなく文節で捉えている。
そのためにオーム返しということが起こる。
単語を教えたければ、「あお」などというように単語を区切って教えなくてはならない。
もし、教える側によを付けるくせがあるとすると「あおよ」という名前だと勘違いすることすら在り得る。
そういった意味では、沢山の人から同じ言葉を聞くということは大変意義のあることだ。
2ヶ国語以上のことばが同時期に入ってくるというのはどうだろう。
名前を探すのはますます困難になる。
あひるなのかduckなのか子どもがわかるようになるのは大変なことだ。
あひるがわかった上でduckはあひるのことだと変換して覚えるのではなく、2つの名前の意味が同等であることに気付くのはそんなに簡単ではない。
それと同時に文の構成が違うことは余計に混乱させる。
I have a pen.
私はペンを持っています。
Iは私はでよいが、haveはペンではないし、penも持っていますではない。
もちろん子ども達は単語毎に言葉を覚えるのではなく、文節で意味を把握しているわけだが。
バイリンガルになるためには、思った以上に大変な道だ。