いとこからなにやらちょっと変わった方法で割り算を解く先生がいるというはなしを聴いた。
魚の図を使うとかで、インド式の数学の解き方とも似ている。
そういえば、ちょっと前に知人がアメリカでインド式の塾を始めたと言っていた。
インドで研修を受け、ハワイからスタート、カルフォルニアにも教室を拡大している様子。
不思議と日本人はこないらしい。
私もちょっとHPを見てみたが、最初に出てきたページがつるかめ算のひつじ・にわとりバージョンだった。
な~んだ日本の応用問題の解き方と同じかと思った。
もちろん解き方が日本と同じかどうかはわからない。
同じ問題を解くにしても、解き方はさまざまだ。
さんすうは、教え方で子どもに与える効果が変わる学問だと思う。
さんすうの教え方には、大きく2パターンあるのではないかと思っている。
1、解き方のパターンを教える。
2、どんな解き方でも良いから、自分で考えさせ説明させる。
どっちが良いのかと言われると私は2だと思うが、子どもによっては2では混乱するだけの場合も多い。
教えられることになれている子は、1でないと到底答えにたどり着けない。
そんな場合は、とにかく1を使ってさんすうの点をキープするでもよいのだと思う。
この場合は、点は取れても柔軟な思考力をさんすうによって獲得することは無理だ。
自分の今持っている能力で答えを見つけ出す、そうできるのがBESTなのに、残念だ。
それには、子どもの意図するものがわかる先生。
最速の方法以外でも答えが見つけられる先生。
もちろん最速の方法をきちんと知っている先生。
が必要だが、最速以外は否定してしまう先生が多いようで、これで良いのかなと日々思う。
自分でやりかたや定理を作ること。
それを証明することで、胸を張ってその定理を使うこと。
そんな日本人が増えたら、日本はもっと良い国になるんじゃないかなと思う。