5月5日が近いので、季節を考えてのテーマでもあります。
このこいのぼり、ひとつひとつの作業はそんなに難しくはありません。
8段階の作業に分かれていて、小さいお子さんは、1段階ずつ指示をしていきますが、大きくなるにつれ一度に出される指示が増えます。言われたことを覚えていなければならないし、自分で考える要素も増えていきます。
技術的には、折る、切る、貼る、穴を開ける、紐を通す、モールを巻く、ストローを挿す。
さんすう要素としては、折り紙を貼りつける順番で絵が変わること。
紐は通し方で必要な長さが変わること。間隔を広げることで穴の数が少なくなること。など
このさんすう要素は教えてはいけないことだと思ってください。上手にもっていくと、子ども達は自分で気が付きます。
このことが大切です。
自分で見つけたものは教えてもらったことと違って体に刻まれます。
完璧にわかっていなくても、後で必要になった時にぼんやりとしていたその意味が理解できるものなのです。
自分で見つけたことも大きな自信となります。
距離や掛け算、分数の概念の基礎は上記の要素のなかに含まれます。
計算力というよりむしろ応用問題を解く力になります。
先に答えが見えるようになることは、決して悪いことではありません。
子どもには目に見えたり触れる具体的なさんすうが必要です。
