「 乱歩と千畝 」
青柳碧人 ( あおやぎあいと )
青柳碧人の作品は ここ最近はアンソロジーの中の一編として、
それ以前は「 浜村渚の計算ノート 」シリーズや、「 赤ずきん 」シリーズを読んでいますし、
「 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」は Netflix で橋本環奈主演、福田雄一監督で映像化されたものも見ました。
本作「 乱歩と千畝 」は それらとは 趣を異にします。
もちろん、フィクションですが、歴史上の人物がバンバン出て来ます。
乱歩は、江戸川乱歩
千畝は、杉原千畝
タイトルは「 乱歩と千畝 」で奥付には らんぽ ちうね と平仮名でルビがふってあるのですが、
表紙の装丁も含め、ローマ字では RANPO と SENPO と書いてあるのです。
& ではありませんよ、と です。
「 読みにくいので『 センポ 』と呼ぶ人もいます。」
と作中で 当人が語っていますから あだ名というか通称みたいなものだったのかもしれませんね。