「 幻坂 」
有栖川有栖
この文庫は平成28年、2016年の発行なんですが、初出は2009〜2013年、単行本化が2013年という 一昔前の作品。
著者近景が付いていたのですが、1959年生まれの 有栖川有栖氏 … 当時で57? ロン毛のおじさんです!
何故 この作品を読もうと思ったのかというと、濱地健三郎が出てくる作品が2つ入っているからです。
ここに登場した濱地が のちにシリーズとなっているのです。
大阪の天王寺七坂が舞台の短編9作なので、全く土地勘のない私には非常にイメージしづらかったです。
そして、日本語が難しい(笑)。途中、何度も調べながら読んでいました。
「 苦しげに顫えていた 」
訓読み ふる( える ) おどろ( く )
音読み セン
顫動
センドウ
細かく震え動くこと
濱地が出てくる作品ではありませんが「 真言坂 」が一番好きです。