「 深夜の博覧会 昭和12の探偵小説 」


辻真先



こちら、昭和12年バージョンは「 探偵 」

先の 昭和24年バージョンでは、探偵の「偵 」が使えなくなったので、昭和24年の話は「 推理小説 」になったと書いてあった気がします。


そして、12年、24年の先に 36年があることが判明し … そちらは ミステリ になっていました。



シリーズとしては読む順番が違ってしまいましたが、納得出来る部分があり、読んで良かったと思いました。



小説だから成立するスケールだろうな と思いました。時代背景もありますしね。


作者は 私よりも ずっと人生の先輩(笑)。

登場人物の若者に抱く 危なっかしさや 経験不足からくる想像力の足りない感じが チラチラ表現されていたような気がしました。


3作目は 昭和36年だそうです。


私はまだ生まれていませんが、だんだんと近づいてきました。


作者、御年91歳!


今のところ、このシリーズは 昭和36年までですが、是非 48年、60年と読んでみたいものです。


あと2作、書いてくださらないかなぁ〜。






探偵小説から推理小説に変わったのは 昭和21年に当用漢字から「 偵 」の字が外されたのがきっかけ … のちに常用漢字に復活。


そうですよね、今、普通に使いますものね。