「 タラント 」


角田光代


読売新聞 朝刊に 2020年7月から約1年連載されていたものを 単行本化したものだそうです。


基本的には、1999年から2020年を 主人公 みのり の視点で綴っている。


東日本大震災、新型コロナウイルスの流行、東京オリンピックの延期 … 


何だか 現実味があり過ぎて しんどかったかな …


450ページほどのボリュームの単行本、これを一気に読むから良いけれど、


年代が行き来したり、祖父の視点が挟まったりしていて … 新聞連載で読んだら 大変だろうな〜と思ってしまいました。


毎日少しずつ読んでいたら わからなくなっちゃう気がするわ、私。




出版社の惹句では

小さな手にも使命[ タラント ]が灯る 慟哭の長編小説

となっています。


聖書に出て来る[ タラント ]は才能や賜物を意味するようです。



週末、これを読んでいたら、息子が やって来て、


「 元彼の遺言状 」読んだよ。今、湊かなえの「 リバース 」読んでる。 と言っていて 何だか嬉しくなりました。


就職してから、殆ど小説を読んでいる様子が無かったのですが … このところ読書を再開したそうです。