お風呂に入りながら、腕が痒いな … と思ったら 虫に刺されていました。 

青い血管の上が ぷっくり と丸く盛り上がっていました。 「 ピンポイントで 上手いところを刺したなぁ〜。 」 と思ったところで、

あ、採血した跡 … と思い出して見たら 2日で 殆ど消えかかっていました。


これ、私にとっては珍しいことなんです。


私の左腕は 針が刺し辛いそうで、大抵 「 利き腕でない方が良いな 」 と思って 左腕を出すと

散々、ペチペチ叩いたり、何なら 刺して グリグリ した挙句

「 反対、見せて貰って良いですか。 」 と言われます。

ですから、最近では、一応、左腕を出しておいて … 

「 みなさん、採り辛いとおっしゃいます。 右、お見せしましょうか … 。 」 と言うことにしています。

そして、右でも左でも、大抵 内出血の跡が凄いことになるんです。

今回は、「 あ、少しなんで、このままで大丈夫です。 」 と言われ、一発で刺して、吸い上げるように採血していました。


上手な看護師さんに当たったみたいです(笑)。


向こうとしても、やり辛い患者を避けることが出来ないように、こちらとしても 看護師を選べませんからね〜。

次も 同じ人だと良いのになあ。





義母は、私よりも血管の細い人で、年齢、病状もあり、亡くなる一年前くらいからは もう 針を刺すところがなく 看護師・医師 泣かせでした。

粘度の高い点滴は 一向に落ちて行かず、逆に抜くべき 腹水は 何リットルもあり、大学病院に 外来で行っては 丸一日かかる有様。

それでも、「 うちにいたい 」 と言って、訪問医師、看護師の お世話になりながら 頑張っていましたが …

最後の入院をする時は、外来の担当医師に 自分で  「 入院させて下さい。 」 と言っていました。



初めは、私の運転で通院していたのですが、酸素ボンベだの 車椅子だのを使うようになると、運転と介助の両方は出来なくなって、タクシーを使っていました。



最後に、うちから 病院へ行く時に、お天気が良く、義母は 富士山が大好きなので、運転手さんに 少し遠回りをして貰って、遠くに富士山を見たんです。



今でも、採血に難儀をしたり、富士山 を見ると 義母を思い出します。

記憶の扉って、変なところに あるんですよね(笑)。






2020.1.13


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