「 花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼 」 を見て来ました。
残念ながら、朝ドラ 「 とと姉ちゃん 」 は見ていないのですが … 草間彌生さんの時も 思ったけれど、何かに突き抜けて 才能を発揮する人って 自分の日常には馴染まないなぁ〜。 親戚に こんな おじさんや おばさんがいたら 大変だろうな〜と思う(笑)。
本人も そうだけれど、周りも偉いよね。
例えば、自分の息子が 入学した高校に3日で行かなくなったら … 。 親元を遠く離れ 観客もまばらな舞台を 1日5回もやっていると聞かされたら … 。 私が 母親なら、最終的には 本人の意志を尊重するにしても、大らかに見守るなんて 芸当は出来ないと思うわ。
お母さんが 凄い。
イラストは 好きなのが たくさんあって ポストカードは 厳選して この2枚を買いました。 赤と青になったのは 多分 偶然です(笑)。
世田谷美術館では、この後、エリックカール ( はらぺこあおむし の作者 ) を22日からやるそうです。 また来たいかも。
館内の セタビ カフェ、テラス席もあるから、もう少し暖かい季節で、花粉が飛んでいなければ 外も気持ち良いかも。
店内でケーキセットを食しながら おしゃべりに花が咲き 時間を忘れていました。
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「 あいうえお・もの図鑑 」 の 「 ひ 」 は
肥後守 ( ヒゴノカミ )、ナイフ でした。 共感するところがあり、鉛筆で メモしてきました。
花森の絶筆 人間の手について 1978年 では全国の小学校の教室に普及する OHP や 鉛筆削り器などの 教育機器について触れ、教育現場では禁止されたナイフも使って馴染んでこそ、その怖さと扱い方を学ぶとこができる と説いた。
画像は暮しの手帖社 HPから
私が 学生時代、子どもたちのキャンプのリーダーボランティアをやっていたところでは、参加者 ( 幼稚園児から中学生まで ) 全員に 肥後守 ( ナイフ ) を配布していて、木を削って 自分の箸を作ったりしていました。 リーダーは、子どもたちに 使い方の説明は 特にせず、人に向けようとした時だけ 止めるよう言われていました。 自分の手を切るのは 貴重な経験 という考え方でした。
最短で3泊、最後に 親に引き渡す時、絆創膏だらけのわが子を見て、「 良く頑張ったね〜。楽しかった? 」 と言える親は 偉い! と思っていました。
「 何やったの! これ どうしてくれるの! 」 という親の子に限って 「 お母さんが 旅行に行くのに 邪魔だから 預けられた。 」 と自分の置かれた状況を リーダーに愚痴っていたりするのです。
大学生だった私は、人を 育てるって 難しい! と痛感し、少し 怖くなりました。
さぁて、私の子育ても 道半ばを過ぎたでしょうか … 成績をつけるとしたら 何点でしょう? 子どもたちに聞いてみたい けれど 聞かぬが花 かしら(笑)。