若いうちの失敗は 得るものも多いと思うんですよ。

「 若い 」 って いくつまでかなぁ~。


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私、指定校推薦で大学進学したんです。 ご存知の方も多いと思いますが、一応、ご説明させていただきますと

推薦にも色々ありまして、最近は AO入試 あたりを良く聞くと思いますが、実は、指定校推薦というのが一番合格率が高いんです。 その高校と大学の信頼関係が重視されますから、高校の学内選考を勝ち取れば、大学側で落とすことは まずありません。

その指定校推薦だったのに、「 受かったよ。」 と父に報告した時に 「 落ちれば良かったのにな。」 と言われました。 「 はぁ~、何言ってるの?」 と相当 頭にきましたよ。

その後、ゆっくり話す機会があった時に、他より早い時期に選考のある推薦ならば、その後の一般入試で取り返すことも出来るから、親が助けてやれる、子どものうちに失敗も経験して欲しかった というようなことを言われたんです。

大きな挫折なく 大人になって、その先、親の手の及ばないところで 本当に折れてしまうことを恐れていたんですね。

そんな親の気持ちが本当に分かるようになるのは、そこから また随分先のこと …

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凹んでいます。

おでこを ぶつけて 切りました。
皮膚の薄いところなので、結構 血が出ました。

傷は小さいのですが、穴が開いたように凹んでいて 中が見えるそうです。

ちょうど、子どもたちが いる時だったので、痛みに耐え 床に転がっているだけで、血で汚してしまった 手や髪を拭いたり、床を拭いたりしてくれました。

世話を焼かれながら、子どもの成長に感謝しました。

すっかり 立場が逆転している。 情けないですね … 娘と 買い物に行く予定でしたが、断念。 冷やしつつ 一人寝ていました。

少し治まったかなぁ~ と夕飯の仕度をしていたら、また血が出てきてしまいました。 切れたからでしょうか、余り タンコブにはならなかったみたいです。

元々、ここ数日 花粉症も偏頭痛も酷かったので、ズキズキとした痛みが、何によるものなのか 不明です。

結局、翌朝になっても ジワジワ出血していて、諦めて病院に行きました。

深いので、そのままでは無理だろう ということで、縫うか、その代わりの特殊なテープで固定する と言うことだったので 迷わずテープにしてもらいました。



15年前、娘が井戸端で転んで額を切った時に 2針縫ったんですが、その後、医療従事者の知り合いに

「 何でテープにしてもらわなかったの?」 と言われたんです。 傷跡が 縫うよりも綺麗に治るらしいです。 ただ、デメリット というか 向き不向きもあるようですから、必ずしも縫う代わりに使えるものでもないみたいですけれど。

次に何かあったら、テープ! と思っていたので、直ぐに 「 どちらでも良いなら、テープでお願いします。」 と言えました(笑)。



私、毎朝、神棚と仏壇に手を合わせて 「 いつもと同じ 平和な一日 」 をお願いしているんですよ。

私が 額を切るくらいは、日常の出来事 ってことです。


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更にですね~、若くない私の失敗は続きます。


舞台を見に行きました。

駅から離れた会場だったんです。 教えられたように 新宿からバスに乗って行ったんです。 ハルクの前のバスターミナルから出るバスに乗り 20分ほどで無事到着 … お目当ての芝居を見て、教えられたように道 の反対側から出る 「 新宿駅西口 」行に乗ったんです。

が、何かおかしい。 既に外は暗く、自分の現在位置も定かではないんです。( スマホじゃないんで … )間違いなくバスの行先は新宿。 でも、聞こえてくるバス停の名前が 方向が違う 山手線の駅名なんです。

違うバス会社の路線バスに乗ってしまったようで、ぐる~っと遠回りして 50分ほどかかって終点に着きました。

目的地は間違っていないので、迷子とは言わない と思うんですけれど

結構なタイムロス! 夕飯の支度が非常に慌ただしくなってしまいました。


「 ま、無事 帰って来れたんだから 良いんじゃない。」 そういわれると、何だか自分に課せられた期待値が 非常に低くなっていることに 少なからずショックを受けます(笑)。




成功するまで続ければ失敗はない

そんなことを言った人もありましたが、

負けを認めることで、前へ進むことが出来ることもあります。



素敵な お芝居の話はまた次回。