大学時代の友人が会社に入って、人事教育担当になったと聞いた時、仲間は一様に 「 え?」 って感じでした。 申しわけないけれど、時間や期限にも だらしなく 周囲に気を遣うようなタイプでもなかったから(笑)。


それが20年もすると、おでこも広くなり、お腹も出てきましたが、何より 「 人事教育 」 という顔になってきました。 同窓会の企画運営連絡もバッチリで、今となっては 彼のおかげで 毎年のように懐かしい顔に会うことが出来るんです。


立場が人を作る ってこういうことなのかなぁ~、と思います。




やなせたかしさんが 生前、自分は もうやめたいんだけれど これ ( アンパンマン ) で飯を食べている人が沢山いるから やめられないんだ というような発言をされていたと思うんです。 ( 調べたんですが ちょっと出て来ませんでした … 。)



先日読んだ、内田康夫の 「 神楽島 」 の中で


( 小説の内容 ネタばれあります )









新興宗教の教祖の立場にある人物が、信者が暴走して犯罪を重ねたことへの責任の取り方について主人公 浅見光彦と語り合う場面で 



          * * *


「 いまのまま虚構の世界に包まれてゆくのか、それとも一介の拝み屋に還るのか… 」


「 それは許されませんよ 」


浅見はふたたび言った。


「 一介の拝み屋などと、かつてのあなたはそうだったかもしれませんが、いまはもう、違います。僕は拝み屋と称する人たちと会いましたが、あなたはその人たちとはまったく異質の高みに昇華された方だと思っています。それを神と呼ぶ人々がいても、不思議ではありません。そこに救済を望む人々がいる以上、そして、犯罪の連鎖の可能性がある以上、もはや後戻りなどできない存在であることを自覚なさるのが、新宮さんの責任の取り方だとおもいます 」



          * * *



集団心理っていうのもありますよね。 大体、金融機関の取り付け騒ぎなんていうのは 根拠のない 小さなつぶやきから始まっている。 山一證券がつぶれたあたりから、デマとばかりも言っていられなくなりましたが … 。


そういえば、秋元康も 忙し過ぎて友人に会うにも 何ヶ月も前から調整が必要な 自身の状況を嘆いていました。



一般人の目には 間違いなく成功者として映るその立場も 本人にとっては思い描いたものとは異なっているのかもしれません。


幸せのモノサシは自身の中にこそ 存在するのですから。









福岡市、民泊に乗り出しましたね。 そこは やっぱり「 嵐 」 と 「 EXILE 」 なんですね。


まだまだ 様々な課題を抱えた 民泊ですが、エンターテイメントの社会に与える影響の大きさ! その重さを思う時、ちょっと切なくもあります。