MJO って ご存じでした?
私、NHKの 「 巨大災害 」 という番組で 初めて耳にした 気象用語なんですけれど
嵐ファンだと MJ と O だと いちご?って話ですけれど(笑)。
マッデン・ジュリアン振動、Madden Julian Oscillation
マッデンさんと ジュリアンさんが 随分と前に発表されているんですね。
非常にざっくり言えば 「 大気振動のひとつで、モンスーンやエルニーニョ、日本の異常気象にも関与している 」 ってことらしい。
映像で印象的だったのは 赤道上を 雲のかたまりがグルグル回っている CG。 こういう番組を見ると NHKの受信料払っている甲斐があるって思います(笑)。
気象の理屈が分かったところで 災害はなくならない。
でも、大昔の人々のように 神に祈るだけではなく、自然災害を最小に、人災を限りなくゼロに近づけていく努力をしないとダメなんだなぁと思います。
人が忘れたり、忘れたふりをするのは 防御本能だと思うし、時間という流れの中で 薄まっていくことは 必然なんだけれど
失敗や 痛みからしか 学べないこともあるから、
私たちは いつも何かを背負って歩いているんだよね。
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読書記録です。
「 幕が上がる 」 平田オリザ
ももクロが映画化、舞台化したそうですね。通常、そういう前情報を得て読むと 小説の中の人物が色づけされてしまうんですが、私が ももクロの5人を 今一つ分かっていないせいか 彼女たちのイメージに引っ張られることはなく 読みました。 高校演劇が舞台ということもありますが、青春!って感じで、読後感の良い本でした。 穿った見方をすれば いわゆる成長譚だから、読書感想文の題材にもいいかもしれない。
「 透明カメレオン 」 道尾秀介
途中かったるくなって ( すみません ) 読むのを止めようかと思ったんですよね、正直。 でも、最後まで読んで良かったです。 終盤、ぐわ~っと頭の中で形作られて行く感じでした。 人が辛い現実に向き合う 不器用さが愛おしい。 誰もが 透明のカメレオンを自分の中に飼っている … そうして自分の心に 折り合いをつけ 現実とのバランスを得ているのだと思いました。
他にも読了したものがあるんですが … ちょっと苦手なタイプだったので。
途中で投げ出したくなっても、最後まで読んで唸るような作品もあるので、頑張るようにしているんですが、最後まで読んでも ダメな時は ダメですね(笑)。