私の場合、通院の「付き添い」をしていると読書量が増えます。老親を連れて行くわけです。とにかく色々待たされる。通常の外来診療はもちろんですけれど、点滴や腹水(お腹にたまった水)を抜いてもらうとか、それだけで2、3時間はかかる。病院だと携帯や音楽プレイヤーを使用することも憚られ、本や雑誌を読むくらいしか時間のつぶしようがないんです。更に入院すると今度は事務手続きや医師との面談(治療方針や手術の説明)のために待つ。外来の診察が混み合ったり急患が入ったりで医師とのアポなんてあてになりません。最長5時間待ったこともあります。


最近、本を読んでいないなぁ~。「ん、いいことかな?これ。」そんな風にも思いました。


大学の指定校推薦の面接で趣味の欄に「読書」と書いていた私は面接官の教授に「好きな作品は?」「好きな作家は?」「最近読んだ作品は?」「その前は?」「その前は?」と矢継ぎ早に質問されアップアップしました。その時に趣味を読書と言うのはやめようと思いました。でも他に趣味の欄に書けそうなものってないんですよ。


ともあれ、本を読むのが好きです。最近は小説やエッセイ、軽いものが多いです。量は前述のように凄くムラがあります。質の方は、料理もそうですが自分の好みだけだとマンネリ化しますよね。で、主婦歴25年ですがオレンジページやクックパッドで新作を仕入れては家族の反応を見ています。今、はまっているのは「やっぱり豆腐」奥薗壽子さんの本を参考に毎日一品は豆腐料理入れています。で、本。こちらも新聞の書評欄やブログで紹介されていたものを読んでみたりしています。


NEWSの加藤シゲアキくんの「ピンクとグレー」もヘイジャンの中島裕翔くんで映画化するそうですね。今、2作目の「閃光スクランブル」読んでいます。相葉くん主演予定のドラマ「ようこそ、わが家へ」も読みました。「次は」、ある方が嵐のパズドラのCMのイメージだと紹介していた「アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?」を読んでみようと思っています。


私の訪れているブログの方々は想像力(妄想?)豊かな方が多い…(褒めています!)それって大切な資質だと思うんですよ。


昨今の事件報道を見聞きして、私は人を傷つける側に想像力が足りないんだろうと思っています。「殴られたら痛い。」でも今は親にだって先生にだって殴られたことのない人の方が多いんじゃないかと思います。でも、本来、殴られたら痛いだろうと想像することは出来るはず。一人の人生の中で実際に体験することなんて限られています。だから実際に経験していなくても想像する…そんな力が足りなくなっているのかな。本を読むことはビジュアル化されたものよりも自分の想像で埋めていかなければ完成しない行間が多くあると思うんです。


中学受験の上位校の国語の問題は12歳にこれを問うのか?というような難しいものもあります。彼らの実体験にはまだ存在しないような感情を問う、これに応えられるのは本という世界でたくさんの疑似体験をしてきた子だけだろうな~この学校はそういう生徒が欲しいんだなと思ってみていました。中学受験用に塾が作っているおすすめの本リストには大人が読んでも興味深い本がたくさんありました。


さて、「その次は」どうしましょうか。


想像力豊かな人であるために…。