ふと何回も思うのよ。
あなたがいる場所に
薔薇の花束をもって
おめでとうっていおうかしらって。
あなたからの愛がほしいとか
なにか見返りを求めることもなく
ただおめでとうといってあげたい、
薔薇の花束を差し上げたい。
そんなことを繰り返し、
繰り返し
思うだけ。
あなたは変わってしまったの
どこかあざとく見えてしまうの。
あなたの複雑なこころがそんな風に私に感じさせてしまうの。
距離ができて、
物理的なものと
精神的なもの。
本当の泉には情熱の赤い花びらではなく、
無垢な汚れない白い花が咲いているのに。
紫や青、毒々しい濃い花花があなたを
いろどり、
わたしを遠ざける。
わたしは弟に全部いったわ
彼はあなたにはなにもいわないでしょう。
あなたもなにもいわないでしょう。
密かな思いはすべて
心の奥のみに。
愛はどこへいったの。
存在を探す。
それとも夢。
夢にすらでない。
