前回、紹介いただいたウィズこと気賀優路です。今回は趣向を変えて、最近読んだ本からの抜粋文を載せたいと思います。
セクシーーーーーーーーーーーーー!!!!
あっ、いや間違えた。
セクスィーーーーーー!!!!!!!
いや、これも違うなぁ…。
どうすれば、いいんだろう。どうすれば、私は彼女の溢れんばかりのセクシーさを伝えきれるのだろうか。
そもそも視覚情報を言語化するのは並大抵のプロセスではない。仮に個人の解釈が挟まる視覚情報を命がけの飛躍を遂げて言語化することに成功したとしても、それを受けとる他者もまた、その言語情報を元に視覚情報を己の解釈によって再構築するのである。そこには勿論、完全な再構築は性質上ありえない。つまり、私がセクシーをいくら訴えたところで、そのセクシーをそっくりそのまま理解することはそもそも言語と視覚の性質上あり得ないのである。
その齟齬の差を出来るだけ狭めるにはどうすればよいのか。同じものを見ればいいのである。つまり、本夏企画公演でダンサーである池上礼夏(注1)の躍りを実際に見ていただければ、私の認知するセクシーと観客の認知するセクシーが、その中身はともかくとして、セクシーであるという一点において一致するのであり、その一致を認識した時に初めて、カタルシスを感じることが出来るのである。
そのカタルシスを感じた時に観客はこう叫ばざるを得ないであろう。
セクシーーーーーーー!!!!(注2)
注1
本企画公演において、ダンサー兼衣装部長を務めている。セクシーという名を欲しいがままにしているが、それは彼女のダイナミックかつしなやかな動きをご覧頂ければ、その理由も分かるだろう。
注2
本公演において、セクシーなのは池上礼夏だけではなく、彼女の手掛ける種々の衣装も同様にセクシーであると言えるだろう。公演を彩る華やかな衣装も、池上礼夏が作ったと認識できれば、セクシー度が指数関数的に増えていくことは間違いない。ぜひ、そこにも注目してほしい。』
岩波文庫 『言語認識とセクシーの研究』 小津乃宇伊豆
著 P41より抜粋
まあ、実際に観るのが一番!
レッツウォッチウィズ!
レッツウォッチウィズ!
以下、公演の詳細になります!!
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この度、WAMの公演を行うこととなりました。つきましては、詳細を御案内申し上げます。
WAM『The WIZ』
演出 渡辺奎介
【あらすじ】
主人公ドロシーは自分の本当の居場所に迷う思春期の女の子。ある日謎の竜巻に巻き込まれ不思議な国オズに迷い込んでしまいます。途方に暮れるドロシーでしたが「大魔法使いウィズ」なら助けてくれると信じ、三人の仲間と出会いながら彼の元へ向かいます。
果たして彼女達は願いを叶えられるのでしょうか、また旅の果てに見つかる本当の「魔法」とは。
名作「オズの魔法使い」のストーリーはほぼそのままに楽曲だけを現代風にアレンジしたリニューアルミュージカル!!
【日時】
2017年09月
・20日(水)18時
・21日(木)13時
・21日(木)17時
【会場】
四ツ谷区民ホール
(東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」より徒歩5分)
[アクセスマップ]
【チケット料金】
無料
【ご予約】
以下のアドレスから気賀優路の扱いでご予約いただけます。フォームに必要事項をご記入下さい。
【公演情報・内容等のお問い合わせ】
予約管理wamproject.wsd@gmail.com