今日はチビ珍獣君の入園式だった。

天気は快晴。
ムダ毛の処理はバッチリ。
化粧のノリも良好。(?)


この日を待ちに待っていたチビ珍獣君は大張り切り。
朝の5時半頃から遅れちゃうー!なんて言いながら
身支度を整えようとワーワー言っていたりして。
(はえーわ)

いや。
親としても、この日は心待ちにしていた日でもある。

やっと、この小悪魔と少しの時間でも離れる時がやって来たんだから!
(やっと自分の時間が少し持てる!!!)

ヤイのヤイの言いつつ、入園式の時間はやって来た。



しかし・・・



ココでも悪魔は微笑んだ・・・



我が家のチビ珍獣君の通う幼稚園は、マンモス幼稚園と言われており
物凄い数の園児と、その親御さん達。

この日も人数の多さゆえ、2部制に分かれての入園式。

会場内は沢山の親御さんや子供達で溢れていた。




片親と子供が前席に座り、もう片親と兄弟・祖父母なんかは
後方の席に座る形式。

ワクワク・・・ドキドキ・・・

どれどれ。チビ珍獣君は、緊張してるかな?

隣に座っているチビ珍獣君を見てみる。



「パキッポキッ」



・・・・え・・・・・。

一体何を・・・・(汗




「ロボットのダンスだよ!パキッコキッ」



いやいや、パキポキじゃねーわ!
座れーーーー

(もう式は始まっている)


みんな大人しく座って緊張している中、
我が家のチビ珍獣君はパキポキダンス・・・。



式は順調に進み、園長先生のお話しも終了。
しかし、式は全体的に園長先生が司会進行を務めていた為、
園長先生のお話しが終わってからも、結局園長先生の出番。


すると・・・


「また、あのおじさんーーー!?」


ちょ・・・・!!!!
すんげーバカデカい声で
何を言いやがるーーー!!!

しかもシーンとした一瞬の隙に・・・!!!



周りの親御さん達や子供達の視線は一気にチビ珍獣君へ。

「すいません・・・へへ・・・」冷や汗もんで謝罪。



お次は通園バスの運転手さんの紹介。
ズラズラ―っと並んでいる、運転手さんを見てチビ珍獣君。


「ちょ・・・!うひゃひゃひゃ!
頭ツルツルだし♪うひょひょひょ」



ゴルァァァァァアアアアア!!!!!

確かに、居たよ。確かにね。
でも言うなぁぁぁぁあああーーーーー


よしよし。やっと大人しくなったな。
ちゃんと座ってるぞ。

すると、おもむろに立ち上がったチビ珍獣君。


「ちゅぅぅぅぅぅ~~~~~♪」


ものすっごい近づいて来た。


何でココでだよっっ!!!
やめんかバカモノーーー!


「んふんふ♪」

んふんふ♪じゃねーわ!




拒絶すると、何やら座っていた椅子に突っ伏してしまった。

ああああら・・・・
傷ついちゃったかな・・・
ちょっと酷かったかしら・・・



「ちょっと、ナニやってんの?」

声かけてみた。



「鼻くそほじってんの♪」




殴ったろかぁぁぁあああーーーー


めっちゃほじってるじゃん!
やめろやー


「分かった♪」

聞き分けがいいと思ったら、
ほじくる代わりに私のスーツに鼻をこすりつけてるーーーー

「汚ったないわ!
もういい加減にせんかーい!」







そんなこんなで、やっと終了した入園式。
その後は、園庭にて各クラスごとに集合写真。

ああ・・・。これが終わったらダッシュで逃げるぞ・・・。



「ヘイッ♪ヘイッ♪」



い や な よ か ん・・・・・


チビ珍獣君が、飾りで置いてあった
キレイな高価そうなチューリップを突きながら
「ヘイッ♪ヘイッ♪」してるやないかーーー


やめなさい・・・!
ちょっ・・・!こらっ・・・!
(チビ珍獣君に聞こえるぐらいの小声)


ヤツはチラっと私を一瞥した後、挑発する様な笑顔で


「ヘイッ♪ヘイッ♪」


やめんかーーーい!(大声)


案の定カメラマンさんや先生方に
真ん中の僕~座っててね~
なんて注意されてるし!


そして、やっと座ったと思ったら・・・



どこに座っとるんじゃーーーい!!!


なんと、ヤツは、

お友達の膝の上に座っていた・・・・・

(お友達、めっちゃ困惑気味)←ごめんよ(汗






散々な思いをしたっていうのに・・・
チビ珍獣君は帰り道に寄ったファミレスで



「ああ。疲れた。」






セーーーーイッッ!!!








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