おはようさぎ!


ザネリが、ジョバンニが
カムパネルラが

つ、と、胸にやってくる、日々。


本の中で知り合った
慕わしいひとたち との

付き合いも

もう30年とか
35年とかに、なり

密に、なり


こうして

リアルワールドを凌駕して。



この一週間、ほぼ、
外に出ていない。


古いマンションの四階の
ちいさな部屋で

遠くに見える
綿菓子みたいな桜のpinkと

春の青い山を

時折伸びをして、眺めながら


ほぼ、机に向かっている。


紙に埋もれている。



(でも、眼前には
銀河が広がっている。
或いは、森が。
或いは、銀の川が。
そんな、まいにち)



池Instagramより

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静かなにちようび。

かたかた、と

足踏みミシンを
踏むように

ひとつひとつ

作業をする。


書いて、印刷して
折って、切って
綴じて、挟んで、入れて。


間違えていないかなあと
ときどき、不安になって

見返したり。



ようやく、
包装が、終わりに近づいて。


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2冊とも、ご注文承っています。
くわしくは、こちらの記事へ





作業につかれたら、
絨毯に、ねころんで
窓を下から、眺める。


きらきらと、ひかりが
窓硝子のなかに留まっている。



寝ていなければならない日々が
わたしに訪れたら

いつも、このひかりを

熱や痛みのあるカラダの
その内側のココロで

見るのだろう、と感じる。


外は、さぞ
綺羅綺羅しいのだろう

と。



まぶしい、まぶしい生の世界。
恋しい、恋しい、生の世界。



ああ、春は
どうしても、感傷的になる。




亡くなった
おかあさんを思う。


強い気持ちのひとだったから
ベッドに寝ていても、

生の眩しさを
ぐっ、と、たぐり寄せようと

治る、ことへ
生の軸を置き

弱音は吐かず
逝ってしまった。





まいにち
ジブンの森を歩く。


てくてくてくてく。


それしか、
生の世界で、やることは、ない

のだ。



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お母さんに、顔が似てきた。


はちゃめちゃに真摯に。



空想家sio