きょうの、ワタクシ

(伊集院光氏の深夜の馬鹿力の
オープンニング風に読んでね)


しごとからどっかと疲れて

桜の日暮れを帰りきて


今年初のひややっこ
ビールのつまみにしようと

(むろん、娘たちには、おかず)


台所で、豆腐のパックを開け

水を切ろうとしたら


どさり、ぼろん

と、豆腐が

スローモーションで


落ちていった。



目が点、

あたまが
まっしろ

になり、

えーん、と 泣いた。


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下手絵 sio


薬味に、と
張り切って 買った

茗荷や大葉が


ははは、俺たちの出番は?

マジ、受けるー


と、笑っていた。


(ちょっと、さびしそうだった)




くだけた 豆腐たちは
(大ぶりに砕けた)

捨てきれず


いま、水洗いされて

キッチンペーパーにつつまれ


冷蔵庫で眠っている。



ああ、なんか

物哀しい夜で、ある。



ひややっこには
早すぎたか。



そう、

すぱすぱ と
後悔が、はすに構えて

胸の谷を

歩いていくのである。


びゅうう、びゅうう。
風の音




みなさま、
おやすみなさい。


あ、伊集院氏の
深夜の馬鹿力、始まった!
聴きながら、寝るなりー。


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