冬麗という ことばが
ぴったりの日。

久しぶりに吉祥寺へ。


用事はなくて

ただ、ぶらり
出かけたくなったので

(来週はお友達と
また、来るというのに)


中央線にかたかた揺られ

着いたとたん、お腹の虫かグー。



よし、と

古い小さなビルを上がって

クワランカカフェ

という 時々 

日替わりで
オーナーが替わる という

(店舗を持っていない方も
申し込んで受けてもらえれば
ここで、カフェができる?)

カフェへ。



本日は、前に見かけて
入りたくなった

【うたたねぱん】さんが
やっていたので


(そのときは、残念ながら
ごはんを食べた後だった!)


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こんにちはー  と入りました。


(おんなのひとが
ひとりで ふらりと入れます)



わたし好みの
懐かしいような

おしゃれすぎない

(すこし 毛玉のついた
でも.お気に入りのカーディガンを
着ていっても それがしっくりくるような)

心地よい空間です。



こういう雰囲気のところなら
もう少し年を取っても

或いは

お買い物の後で
お葱と大福餅を提げていても

きっと、入れそうです。



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注文したら、しばらく
iPhoneに向かって

【ひとくち噺】を。



わたしは、家ではないところで
オハナシを書くのが好きで

(直しではなく 初稿を)

特に、空いた電車や
カフェや喫茶店で書くのが

好きなので


書きたくなったから
出かけたのかも、とも 思います。





あ、ごはんが来ました!


(写真を撮ってもいいですか?
と聞いたら、笑顔で
了承してくださったのは
うたたねぱんのオーナーさん。

ひとりで作って、ひとりで出す。
そういうゆったり感が
とても似合う 優しい雰囲気のかた。

sioより、うんと若いけれど
落ちついていて、平らかな佇まい)



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まさに、手料理。
ピクルスが かりかり。
ぱんは、もちもち。
シチューは、きのこたっぷり。



食べ終わったら
コーヒーをゆっくり飲んで


1998年に新潮社から出た

魔女たちの饗宴
現代ロシア女性作家選

10人の魔女たちが描く
どきどきして、上質な小説集

を 読みました。


作家のことを 魔女と
言い表しているの。 

ロシアの民話によく出てくる
魔女バーバ.ヤガーが
息を吹き返して
現代に甦ったみたいだ と

訳者の沼野恭子さんは
あとがきで、書いていて

そのバーバ.ヤガーについては

【人をかどわかすかと思えば助けてやり
子どもをとって食べるかと思えば逆に贈り物をし
何人も娘のいる母親でありながら
賢い男に翻弄されたりする】

両義的な魔女だった

と、書かれている。


両義的な魔女!

これ、現代を生きる
おんなのひとのことじゃ ない?

わたしたちは
バーバ.ヤガーが持つ
両極ともいえるふたつの側面に

つい、役割や世の期待や
置かれた状況での立場によって
引き裂かれがちだけど

本当は当たり前のように
ふたつを合わせもっていて良い
のだ と思う。

自覚的に その合間合間に
ジブンを生きればよいのだ、と思う。


ロシアの10人の
魔女たちの書いたオハナシ。

やー、なんと おもしろい。



読み耽って

午後2時半を
過ぎてしまったので

パタンと本を閉じ


ごちそうさま  と店を出て。



後は、
ぶらぶらと歩き

パルコブックセンターで〆て

(ここはいつも
冷えとり靴下や
服部みれいさんの本が
プッシュされている)

アトレで
パンなど買って帰ってきました。


家に着いたら
夕焼けが、窓から


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おかえりー と言ってくれたので


あわてて

洗濯物を入れました。




さて、夜ごはんは
お野菜たっぶりの
豆腐のお鍋にします。

(ん、湯豆腐っていうのかな?)



平らかないちにち。


また夜は、魔女たちの
残りのハナシを読もうと思います。




sio