紺色は天よりのink
本日より
日暮れ文具店 で
売っています
むぎしお
寒い と 眠い。
あったかくすると、なお、眠い。
うたた寝して、真夜中かも
と、思って
起きたら
まだ、日暮れだった。
(長いひとつの夢を見た)
冷蔵庫にあるもので
れんこんのきんぴら(昨夜の残り)
鯵フライ(同じく昨夜の残り)
ひじき入りオムレツ(朝作った)
おでん (セブンイレブン惣菜)
で、夜ごはん。
もそもそと しかし
美味しく 食べる。
お昼ごはんは
町田で、
(住宅ローンを払いに行った)
次女kちゃんと、
ふつうにオイシカッタ。
冷えとりマルシェで
ラーメン食べているとき
鼻水が出るひと
カラダ、冷えてます
と、まきちゃん先生が言っていた。
鼻水、出ない。
ひとくち噺を
朝、2時間ほど書いた。
タイトルは、ケーキの底。
書いたけど、
ここに出てくるふたりは
互いに恋していることに
別れの間際まで
気づかないのだ、と
ラーメン食べながら
はたり、とわかり
ああ、こういうオハナシだったのか
あした、書き直そう!
と、こころがすっきりする。
ふと、昔詠んだ
冬の俳句が 胸に戻る。
これらも、オハナシになる
と思う。
立冬や
なに満たすべく薔薇を買ひ
冬枯るる
鳴りたる箱の中のパイ
ラブソング聴きゐて
冬の夜に倦めり
道行きのやうにも
吾子と冬籠もる
身ごもりの日々の長さよ
冬の芹
癌を得て一年
子に剥く蜜柑かな
ふわふわふわー。
もっと、昔にワープ。
こどもの頃
枕のしたに、
少女漫画誌の付録の
小さなノートと鉛筆を隠していて
思いついたハナシや
詩を、こっそり書いていた。
豆電球のした、
布団をかぶるようにして。
このごろ、
思い出すことが多い。
ほんとうに
年を取ってきたのだ。
夜更けてのキッチン
皿を洗いつつ
生きる を問へば
研いだ米が笑う
むぎしお
sio