夕暮れに、図書館へ。
借りたのは、まず
尾崎翠の評論を3冊。
群ようこさんの
女流作家論は、
林芙美子のも
おもしろかったから
翠のも、期待大!
それから、
松村喜雄氏による 乱歩論。
朝日新聞の書評で好評だったので
借りてきた。
*そういえば、この間
陸奥A子展に行って、
谷中をぶらぶらしていたら
【乱歩】という喫茶店があったなあ!
いかにも、乱歩ファンが
集まりそうな、お店であった。
そして、そして
なんだか、この間から
はまっちゃっている
オーケンこと 大槻ケンヂの
怪しい随筆を 2冊。
sio 結局、思春期に
サブカルにどっぷりだったから
(みうらじゅん先輩や
いとうせいこう先輩が
好き、というのが、その証拠)
オーケンテイストは、やはり
古巣 という感じで
つい、つい読み耽っちゃう。
そのムカシsio
大学生であった時
貸しレコード屋さんで
アルバイトしていたのだが
(なんと時給530円!)
仲間は全員、
サブカル少女であった。
短大生のTちゃんは、
ブルーハーツと
町田町蔵が好きで
町田町蔵は、芥川賞作家の
町田康よ!
フリーターNちゃんは、
筋肉少女隊と
人間椅子が好きで
大学生sioは、
エレファントカシマシと
すかんちが好きで
(デビットボオイや
japanも好きであった)
よく、バイト途中
お客さんが途切れると、
屋台で買ってきた
大判焼きを食べながら
好きなレコードをかけて喋った。
(時給530円だったせいか
思えば、やりたい放題であった)
そんなおしゃべりの中で
フリーターは
世を偲ぶ仮の姿で
過激メタルバンドの
ボーカルだった
(バイト先にも
目の周りを黒く塗って来ていた)
Nちゃんは
『オーケンは日本一
ハンサムだ!』
(あの頃、イケメンという
言葉はなかった!)
と、言い切っていた。
ついでに、どこで
知ったのか
『オーケンのお兄さんは
もっと、ハンサム!』
と、鼻息荒く教えてくれた。
(Nちゃん.元気かな。
金髪のカレシも)
うーん、オーケン、怪しくて麗しいぞ。
乱歩の世界にも、通じるような。
あのころ、サブカルチャーが
がーん、と表に出てきて
(シモキタ小劇場ブームも!)
実に楽しかったなあ。
あ、ハナシのついでに
サブカル少女だったsioを
見てくだせー!
もー、あんたはいったい
誰を目指していたのさー
と、笑ってくだせー!
こんな恰好して、ライブ三昧。
そりゃ、彼氏もできませんわな。
こういう 黒づくめ少女、いたよねー。
カラス軍団。古着好き。大学で浮きまくり。
が、中身は陸奥A子さんや大島弓子さんの
世界を、旅していた。
しかし、今思うとエレカシミヤジや
オーケン、ローリー寺西は、どこか
少女漫画の登場人物のようでもあったなあ。
写真は今も仲良しの、演劇部の先輩エムちゃんが、
撮ってくれた。(よく、sioを撮ってくれたのよん)
ふたりして、ロンドンに行くのが当時夢だった。
さてさて、ビールでも
飲みながら
まずは、オーケンから
読みますか!
実は、レイブラットベリの
【塵よりよみがえり】を
借りたかったのだけど、
…なかったの。残念なりー。
秋の夜長は
本読みが愉しい
sioでした。