6月には
財布を落としたsio
今日は、眼鏡を
落としちゃった!
(どこで落としたかは不明。
ディサービスのお迎え時
雨がすごーく降っていて
その時、着ている
カッパのフードが大きくて、
めがねの縁に当たるので
見づらくて、取って
その後が、全然
覚えていない)
ま、しょーがない。
日曜日に新しく
めがね、作ろう!
*sioはモノをよく落とすので
カラダから外れるアイテムは
安いものを買っている!
だから、あんまり
がっかりしないのだ。
今日はね、素敵なハナシを聞いた。
あるお母さんのハナシ。
忘れないうちに書いてみるね。
そのお母さんが生きたのは
明治から昭和の半ばまで。
1.その お母さん
出産時、
お医者さまに
『この赤ん坊は弱いから
20歳までしか生きられませんよ』
と言われ、
その娘さんに
勉強も、就職もさせず
(20歳までなら、と)
ただ、ただ、手元に置いて
ただ、ただ、可愛がった。
2.その お母さん
戦争中、
ある男のひとに
『困っているんなら
うちの使うてない離れに
住んだらええよ
どうせ、つこうてないんやから
ただでええよ』
と言って、ろくに知らないひとを
家の敷地に住まわせた。
そうしたら、そのひとは
実は、闇屋さんで、
本当に何にもない時に
お母さんのもとに
たくさん、貴重なものを
(お砂糖やら、小豆やら)
届けてくれた、という。
お母さんは、
あのひと、日本のどこから
これ、持ってきたんやろ?
と、びっくりしていたという。
3 その お母さん、
戦後.お野菜の行商をやった。
子どもが買いに来たり
貧しいひとが買いに来ると
買った分より、
おまけをたくさんあげてしまう。
でもそれが、あまりにも
分け隔てないので
『あのおばちゃんから買いたい』
とお客さんが増え.かえって
儲かるようになってしまった。
それをやっかむ人がいて
なぜか、税務署に
お母さんを通報した。
訪ねてきた税務署員に
お母さんはこう言った。
『わて、字ィもよう書けへんのに
計算なんて できしません』
『そうやろなー』
と、税務署員は、
何も聞かず帰っていった。
ね、すごくすごーく
素敵でしょ?
そのお母さんに
育てられた娘さんは
20歳の何倍も生きて
今、90歳!
お母さんは
仏さんみたいだった、と
目を糸のように細くして、笑う。