今日はちょっとイライラした。

書いている長編小説が
思うように、
さっさか、書けないから。


もっと
集中したら書けるかも

と思えば思うほど

洗濯やら
食事の支度やら

が気になって、

(こういう時は
家事に自分の人生を
奪われているような気になる)

あー、ひとりで暮らして
思う存分、書いてみたいなあ

と、不遜にも思ったりする。 



でも、多分
ひとりになったって

書けないものは
書けないのだ

(じわじわ進んでいるのだし)

と、思い、

(そーだよ、家事のせいにしちゃ
暮らしさんが可哀想だべ)


台所に立って



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カレーを作った。


お肉はなかったから

玉ねぎ、人参、ズッキーニ
じゃがいも、蒸し大豆

(トマトペーストたっぷり)

の、野菜カレー。

目玉焼きは、サービス。


付け合わせは
お豆腐とアボカドとトマトの
胡麻油と塩だけのサラダ にした。



雨が降り始めて
なんだか、うら寂しい夜だ。

(オットー氏、早く
帰って来ないかな)

稲光が、ぴかっとしては
去っていく。



あー、生きている。


この徒労感とこの寂しさと

すぐに寝転がって本を読みたくなる
猿のように狡猾なサボり癖と

畳んでいない洗濯ものと

カレーの匂いと

娘たちの勉強道具で
散らかった部屋が

ただ今の、『輝ける』
わたしのLifeなのだ。


(大切にしなくちゃ)


夜の雨、
こころにしみる。





sioでした。