4月になりましたね。
sioはなんだか、
シャッキっと目が覚めた感じ。
例えば、鳥さんたちは
これからの活動に向かうべく
(つがいになったり、卵を産んだり
それを温めて、孵したり)
4月という季節に、ハシッと本能を突かれて、
体力、気力のすべてをそれにつぎこむ。
苦労とか、徒労とか思わずに
とにかく全力で生きる。
sioもそうせよ、と
4月さんから言われている気がする。
そんな感覚が、【目が覚めた感じ】
でも、一方で
長い長い冬の眠りから醒めて
また、違う夢のなかへ
入っていく感じもする。
そんな不思議な感覚は
今、まるで、夢のようなカタマリとなって
儚くも、咲き誇っている
桜のせいかもしれない。
LIFEって、夢なのかもね、とも思う。
桜を見ていると、そう思う。
見たい夢を、ひたすら見るのが人生。
ふーむ、これはある意味、シンジツかも。
実は、今、ワタシが歩んでいる人生は
わたしが見たい【夢】で
もし、それに不満タラタラだったり
あー、こんな風になる筈なかったのになあ
と、後悔しきりだったとしたら、
ハッ!と気合いを入れて、起きて
本当に見たい【夢】を見ればいいんだ。
うーむ、そうだったのか!
・・・・・そうなの?
◆
このごろのことを箇条書きで。
➀長女のAちゃんと、
アメリカの人気ドラマの発端
【ER】を最初から、観ている。
夜抱っこしていないと
寝ない赤ちゃんだった
Aちゃんに付き合うため
ビデオをレンタルして、
見始めたのがきっかけのER。
シーズンをいくつも重ねた末、突如
マイケルクライトンの死によって、
終わってしまったけど
やっぱりこれは、素晴らしい作品なり!
赤ちゃんだったAちゃんと
あれこれ言いながら、見直すER。
これは神さまからのプレゼントだな。
➁次女Kちゃん、小さなおかあさんになる。
仕事から帰ってきて、疲れていて、
でも、小説の続きが書きたい時、
それを正直にKちゃんに言ったら
「教えてくれたら、ごはん作ってあげるよ」
と言って、
豚肉と野菜の炒め物を作ってくれた。
炊きたてのごはんとお総菜のサラダと
それだけの夕飯だったけど
なんだか、とっても美味しかった。
Kちゃんもこの春から中学三年生。
ちなみに、
溜めていたワイシャツのアイロンも
仕事から帰ったら、
三枚ほどかけてくれていた。
わたしにはもう母はいないけれど
(癌で亡くなってしまった)
こうして、時々、娘から
おかあさんみたいな
優しさをもらっている。
ありがたい。
③シスコおばあちゃんを発見!
- 塔本シスコ 絵の手帖 (コロナ・ブックス)/いしいしんじ
- ¥1,728
- Amazon.co.jp
この本を図書館で見つけた。
表紙の絵にむちゃくちゃ惹かれたのと
帯の【スーパーおばあちゃんの
アートフル♡ライフ】という言葉に
即、借りた。
この塔本シスコさん
53歳の時、急に絵を描き始めた。
ここから、少し本のなかの
都築響一さんの文章を引用するね。
結婚して、子供を育て
夫を失い、自分も脳溢血に倒れ
リハビリ生活を営むようになったある日
画家の息子が実家に置いていった油絵の
絵具を出刃包丁で削ぎ落として
息子の画材でその上から
描いたのが始まりだった。
シスコさんは、
まるでかちっと
スイッチが入ったかのように
53歳で絵を描き始めて、
それから毎日描いたという。
四畳半の自室で描いて
狭いから、横の絵は縦にして描いて
大きな絵は団地の壁に、
100号の紙を立て掛けて描いた。
(その写真が載っている!
どっかのドラックストアでもらってきたのか
生理用品のロリエの名が入った段ボールに
紙を置いて、サンダル履きで描いている!)
シスコさんのお部屋や
画材の写真が載っているページに
載っている文章が素敵なの。
シスコさんの小さくて、
大きな宇宙みたいな
日常がかいまみえて、
すごく嬉しくなるよ!
またまた、引用するね!
アトリエは団地の四畳半
夕方になると、編み物や縫い物をした
椅子はお風呂のプラスチック製
手が届かないとこたつの上に座って描いた
仏壇に毎日手を合わせて花を供えた
窓の外には、シスコが植えた
アロエ、アジサイ、ムクゲ、ライラック
シスコさんの名前の由来は
お父さんが
サンフランシスコに憧れていたから。
シスコさんは91歳まで描き続けた。
飼っていた猫や、丸山明宏(三輪さんよ!)や
咲く花々や、テレビで観たものや、
家族や思い出を、自由に描いた。
(今年は没後10周年なんだって!)
最後はおおらかな満月を描いて
自分の人生に○をつけて去って行った
シスコさん。
嗚呼、なんて素敵なんだろう!
わたしの憧れのおばあちゃまが
また1人、増えた!
ウレシイなあ!
④さだ氏を聞いて、時々涙よ!
気になる男たち、ということで
俄然、注目し始めた、さだ氏。
CDを買って、聞いてみた。
うーん、中学生の頃、聞いたのと違い
もう、胸にしみる、しみる。
案山子も
主人公も
道化師のソネットも
デイジーも、
雨宿りも、
償いも、
大っ嫌いと思っていた
関白宣言も
おやじの一番長い日も
胸にしみてしまう。
sioは思う。
コレッテ、老化、カシラ?
ソレトモ、セイジュク?
うーん、
日本語ロックの雄
遠藤賢治翁が、
(彼は、浦沢直樹の20世紀少年の
ケンジのモデルよ!)
島倉千代子の歌はいいよねえと
言っていて、それに衝撃を受けてから
この日が来るような予感はしていた。
或いは、ベイシティローラーズを
何十年も愛していたお姉さんが
40歳を過ぎて、
前川清って良いわ、と言った時
ああ、40歳ってそうなんだと
21歳の時に思ったことを思い出す。
うーん、年を取るっておもしろいね!
今日はなんかぶっちぎって書いちゃった。
勢いそのまま、
推敲無しで、アップしちゃおう。
これから、お風呂に入ったら
少し、小説を書く学校の
宿題をやろうと思う
sioでした!
またねっ!