岡山で季節のチーズケーキを作っています
菓子工房ぽわんの古市泰子です。




昨日は工房での販売会に、たくさんのお客さまに足を運んでいただきました。
たくさんご用意したチーズケーキもマフィンもパンも、1時間半程で完売しました。
ありがとうございました!

販売会の様子は後ほどじっくりと書かせてくださいね。今日はそれよりも先にお伝えしたいことがあります!緊急告知です。



ただ今総社市にある「もてなしの館」の一角にある「桃太郎珈琲焙煎所」に来ています。

この「もてなしの館」も「桃太郎珈琲焙煎所」も、本日をもって終了します。経営者が変わります。
明日から1か月間は休業し、4月から新しい体制でスタートするとのこと。まだ新規形態の内容は不明で、従業員の方達ですら聞かされていない(引き続き契約するかどうか)そうです。


今朝JAに立ち寄った時、そういえば「もてなしの館」も「桃太郎珈琲焙煎所」も今日で閉店だった!と思い出し、コーヒーを飲みに来ました。

コーヒーを飲みながらマスターに伺ったコーヒーのお話・・焙煎機やグラインダー、豆のことなどなど、経験から紡がれるお話がとても深くて(マニアックすぎる❣️)感銘を受けました。

(↑鬼ノ城・ゲイシャ)

本日16:00で閉店してしまいます。
高い品質と最新の技術を駆使されたコーヒー、ぜひ、飲みに行ってみてください。


わたくし、浅煎りの酸っぱいコーヒーは得意ではないのですが、こちらのゲイシャという浅煎りのスペシェリティコーヒーはおいしく飲めました。変わりゆく温度の中で感じられる繊細な味わいの変化、楽しめました。

(↑吉備の女王)



↓下記、先ほど伺ったお話のメモです↓
まだ内容をまとめていない状態ですが、ひとまずアップしまーす。後で分かりやすくまとめます。

最先端のロースター
デンマークの機械
世界中で情報をシェアし合っている。
排気が強い
0.1秒単位でできる
センサーで気温と湿度を計りながら焙煎を行う。

マールクーニク(ドイツ)のグラインダー
このマシンを持っているところは志が高いお店、人だ。
バリスタの世界チャンピオンの公式のマシン。欧米ではよく使っている。東京も。
安定性がある。50万円。細かくひく。エスプレッソでも対応できる。
160段階も目盛りがある。

岡山はアナログ、職人技、勘の世界、なぜ数値にこだわらないのだ?と。

富士ローヤル(深煎り)

煎れ始めは
浅煎りは83~85℃
スタバとかはもっと高い。
中煎りは80~82℃

写真の浅いり、深煎り、中煎りでグラインダーを使い分けている。

東京のカフェバッハでトレーニングを積んだ。

1人分に、2杯分のコーヒーが入っている。
いいおいしいコーヒーは冷めてもおいしい。
ブルマンより上のグレードのランクの豆を使っている。

もてなしの館の新しい経営者は岡山のうまいぜ  さん

スペシェリティコーヒーでは酸味はチェックポイント。
80点取らないとスペシェリティコーヒーとは言わない。

(吉備の女王は88点)←これしか飲まないお客さんもおられる。

うちはスペシェリティコーヒーの専門店。

中華鍋で焙煎している人も。
再現性がない。名人芸がいる。
うちはコンマ1秒ごとのデータでやってる。
雰囲気で売るのは大嫌い。

シンプルな味わいの方が表現しやすい。
吉備の女王は表現しづらい。
紅茶のような、グレープフルーツのような、オレンジのような、軽やかな酸味。

焙煎度合いが浅いと苦味は生まれない。

岡山でここまで浅いりを攻めるのはうちしかないと思う。

ブルーボトルはアメリカの会社に買収された?ネスレ?
第2のスタバを狙っている。焙煎して2日経たないと販売しないという。万人受けするような焙煎度合い。

ローリングスマート社の大きな焙煎機。

うちのはとんがったのを狙っている。

ここ、吉備路は1300年前の景色がのこっている。それを見ながらコーヒーを煎れることができる。

天平時代の頃とかわっていない景色。聖武天皇が東大寺

国分寺とこくぶんにじ7重の塔があった。焼け落ちた。

同じ名前で真言宗が江戸時代に五重のとうが建てられた。

3層目まで欅(けやき)、上が松。でも改修しないと松だと持たない。平成の始めに改修工事がなされた。

江戸時代より前に作られたものは国宝に認定される。小さいものでも。

中に、上まで上れる階段がついている。普通は中は空洞。動物が描かれて?いる。非常にユニーク。遊び心満載の建物。

買収して保持している岡山県はたいしたものだと思う。

観光ガイドもされている。毎年れんげ祭りのシーズンにはお店を閉めて観光ガイドをしている。

えぐい酸味ではない。
吉備の女王が一番の酸味。でもまろやかな酸味。
冷めるまで楽しめる。

大きく個性が出る、違うのが浅いり。
深煎りになると、安いコーヒーも高いコーヒーも違いが分からなくなる。質が悪くてもそこそこ飲める。

個性が立つような豆を採用している。

カッピングスコアがはっきりして、トレーサビリティもはっきりしていないと。どこで保管している、なども。それ無しで販売しているお店がほとんど。

富士ローヤルも焙煎機を作っているが、それではスペシェリティができない。排気が弱い。






実は・・
今朝、JAで買ったインダストリーのあんこバターを車の中でかぶりつき蒜山酪農カフェオレを飲んでいる時、桃太郎珈琲焙煎所のことを思い出して行ってみたのでした✨