スロウな本屋さんを後にして向かったのは倉敷美観地区。倉敷の総鎮守 阿智神社の秋季大祭に駆けつけました。

阿智神社は氏神さまでもあり、近くに住んでいたわたしにとって幼い頃は遊び場所でもあり、現在もよく立ち寄るとても馴染み深い大好きな場所です。

3年前には宗像三女神を務めさせていただき、それはそれは貴重な体験をしました。この角度で体験できるのはきっと一生に一度のことでしょう。


14代目三女神を務めました。
3人それぞれに三種の神器を持つのですが、わたしは剣を身につけています。


今は亡き石村陽子宮司さんから教えをいただき、見えない大きな恩恵をいただいた1年間でした。


駆けつけたお祭りは最後の盛り上がりを見せていました。間に合ってよかった!



千歳楽というおみこし。最後はわっしょいするのです!担ぐだけでめり込みそうに重たいのにすごい。


このお祭りに欠かせない素隠居。「じじ」と「ばば」がいます。このうちわで叩かれると賢くなると言われているので、積極的に叩かれに行きます。

昔は全力で追いかけられたのも懐かしい思い出。時代は変わり、今はどの素隠居さんもソフト対応です。
やさしくさわさわ撫でておきながら、次の瞬間スマッシュするかの如くうちわを振り下ろしました。音だけの威嚇でしたが犬達、悲鳴をあげていました・・。こわかったね。ばったり出会ったダーリン殿のいとこご夫婦の犬達でした。手にしていたアイスコーヒーがおいしそうで、私たちもコーヒーを求めてカフェゲバへ。

林源十郎商店1階にあるカフェゲバ。
京都、いや日本の深煎り系焙煎家の中でもトップクラスの知名度を誇るといわれるオオヤミノルさんの焙煎したコーヒーが飲めるお店。

ラッキーなことにこの日オオヤミノル氏がいらっしゃいまして、ご本人が淹れてくださいました。シアトルのエスプレッソマシーンで淹れるアイスコーヒー。目の前でタンピングして淹れる一連の様子が、マジックのよう。熟練されたスムーズな動きに見とれました。
深く苦味の中にあるうまみがとてもおいしかったです!

奥にあるピッツェリアコノフォレスタのアイス最中と一緒に。
お好みのジェラートでサンドしてくれます。6種類ほどの中から小豆のジェラートを選びました。かりかりサクサクの最中と濃厚なジェラートがおいしすぎます!

馬にまたがっているのが現在の宮司、新井くんです。
昔の装束に身を包んだ100名以上のご一行様が宮司や三女神とともに街中を練り歩きます。

朝6時に阿智神社を出発し、倉敷市内を回りながら御旅所祭(祝詞の奏上や三女神の舞、獅子舞などを奉納)を7か所でし、夕方阿智神社に到着したご神興は最後、この階段を駆け上がります。





全速力で駆け抜けていきました。早朝からお疲れさまでした。
収穫の秋。目に見える恩恵も見えない恩恵も、さまざまな恵みに感謝いたします。



この日美観地区では屏風祭りも開催され、たくさんのおうちが昔から伝わる屏風のお披露目をしてくださいます。街中には生花もところどころに飾られ、どこを見ても楽しく美しい一日でした。

倉敷に観光にいらっしゃるなら、ぜひ秋祭りの日をおすすめいたします。



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