最近、私はちょっと変だ。

(もともと変だ、という話はちょっと置いておいて)

大事なことを忘れる、

大切なものを失くす、

信じられない失敗をする。。。

挙げ出したらキリがない。

 

確かに少しずつ壊れてくるお年頃ではあるけれど、まだ早いでしょう。

この衰えは歳のせいなんかじゃない、間違いなく生き方の問題だ。

 

以前は コンペが来るたびに緊張し、歓喜して苦しみながら詞を書いた。

そうして 生きている実感と喜びを確認できていたのだ。

だが作詞をお休みしてからというもの 色々忙しくはしていたけれど、

あの、コンペに臨んでいたときのような

血圧がガンッと上がって頭の中で血管がドクンドクンするのを感じながら

無我夢中で言葉を引っ張り出す作業とは

まったく無縁になっている。

 

私、なにかを創らなければ。

今の半分寝ているような自分を壊して

新しい自分を生み出さなければ。

 

一度、無になりたい。

 

たまたま、今の心境にぴったりの言葉を見つけた。

岡本 太郎の言葉だ。

 

「人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。

 僕は逆に、積み減らすべきだと思う。

 財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。

 過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。」

 

『蓄積』と呼べるほどのものは 持ってないけれど

惰性で積まれた周囲のものは整理していきましょう。