1990年代
私が小学生の頃
自分の部屋の網戸に
クワガタがとまることは
珍しくありませんでした
弟と採取したり
よくおっちゃん達が
『ほーれカブトムシ』
という感じで
持ってきてくれたりもしてました
虫籠は
カブトムシ用に一つ
クワガタムシ用に一つ
まだググることが当たり前ではない時代に
どこで調べたのか
母がカブトムシの世話をして
幼虫が産まれて成虫になるのを
楽しんでいました
さて2022年
私たちも大人になり
カブトムシを持ってきてくれる
おっちゃん達も
歳を取ったり天国に行ったり
長らくカブトムシを見ない生活が
続いていたけれど
甥たちが生まれ
私の祖父が
カブトムシの
オスメス混合を7匹くれました
実家の虫籠へ
私たちは育てる経験者なので
それを
寝る部屋とは遠いところに
置かなければやらない事を
知っています
なぜなら
交尾の音が
賑やかだからです
シャカシャカシャカシャカ
賑やかなんです
彼らはすごい性欲で
メスを追いかけ虫籠を飛び回ります
とても同意を得てるようには思えませんが
常にバックスタイルで
オスがメスの背中に乗るスタイルです
お尻をフリフリ
神秘ですね
その姿が可愛くて
私は交尾を眺めるのが好きです
彼らに恋愛感情はあるんだろうか
気持ち良かったり
はたまた痛かったり
そんな感覚はあるのだろうか
遺伝子を残したい本能なのだろうか
彼らの世界には
エロ本もAVもないのに
どうやってやり方を覚えたんだろうか
と想像しながら
眺められます
基本的に虫が苦手な私ですが
カブトムシの幼虫が産まれたら
嬉しいです
交尾は神秘です