自身の勉強も兼ねて、扱った症例を残しています。
個人情報は個人を特定できないように、一部を変更しています。
40代男性、特に思い当たる原因がなく、昼過ぎくらいから背中から腰にかけて痛くなりそうな嫌な感じがして気持ち悪いとのこと。
以前に罹患したぎっくり腰に似た感じがするとのことでした。
触診すると腰から背中にかけての脊柱起立筋という部分に張りがあり、触れると痛がり、左斜め下に曲げる動作が嫌だとのことでした。
急に生じた痛みですが、長い時間の疲労が溜まっていることが伺えました。
経脈でいうと足の太陽膀胱経という線が反応しているようなので、左足の外側にある京骨という所、そして右手の外側にある後渓というツボにハリを当てました。
服の上からハリで触れていくと、背中の緊張が取れていくことが感じられました。
試しに腰を動かしてもらうと、痛みが3割くらいになったとのことでした。
しばらくクセになりそうな感じがしたので、漢方薬だと芍薬甘草湯という薬を持っておくと便利だと伝えました。
ツボは手の後渓(こうけい)にお灸をすると良さそうでした。
ハリがお役に立ててよかったです。