建設業法上の建設業の種類で悩みやすい「土木一式工事(以下、一式)」と「とび・土工・コンクリート工事(以下、土工)」の区別について、前回は概略を書きました。
今日はよくあるご質問の中から具体例を考えていきたいと思います。
お客様 「道路の工事はどっち?道路を掘るのがメインで、少し、側溝を作ったりもするけど、水道管は別の業者がやるんだけど」
この場合、私は土工の許可が必要だと考えます。
一式と土工両方の許可を持っている場合、工事経歴書は「土工」にあげると思います。
お客様「でも、側溝も作るから一式じゃないの?」
私 「側溝の工事って今回受注した工事の中でそんなに大きいですか?」
お客様「いや、ほとんどは道路本体だけど」
私 「では付帯工事程度ですよね。土工の付帯工事。
今回元請ですか?」
お客様「下請け。」
私 「元請業者さん、土木一式の許可持ってて、御社の他にも今回の工事に専門業者さんを入れてません?」
お客様「そう!管工事の業者とかも入ってる」
私 「ではやはり、今回は土工の工事ですね」
私はお客様から、こういったご質問があると、
国交省の「建設工事と建設業の種類、その内容と例示」を確認しながらお答えするようにしてます。
しかし、この例示、わかりにくいんですよね。
一度、そのままお客様にお渡ししたら、「わからん!」って言われてしまいました。
また、この例示だけでは どうにも判断がつかない場合もありますので、県に問い合わせることもあります。
当事務所で建設業の許認可を申請されたお客様には1年間、無料の顧問契約をご提供していますので、このような質問はいつでもお電話いただけます。
2年目以降は顧問契約の締結が必要ですが、許認可申請をされたお客様が決算変更届などもお任せいただける場合は継続して無料で対応しております。
今日の写真は釜山から帰る高速船の中から撮ったものです。
今回の旅では困ったことがありました。
今まで使っていた携帯電話の調子が悪くなったので、自宅にあった古いけれどまだ使える携帯電話を持って行ったのですが、韓国でずっと圏外。
おかしいな・・・と思って帰国してdocomoに問い合わせると、「その機種は国際ローミングに対応していません」とのこと。
どんだけ古いんだよ!って感じですね。
おかげで、帰りのこの景色が見える頃に、日本の電波が入り始め、大量の「不在着信メール」が・・・。
自営業者として、これではダメですよね。
年に1,2回は海外に行くので、取り急ぎ、ローミング可の携帯に変えました。