1.2拍子の図形

1拍子の叩きを応用して、2拍子を示してみよう

こぶしの軌道は「図形」と呼ぶが、単純で合理的であるほど美しいとされている

ブレや無駄のない動きを目指そう

 

1.1.縦の2拍子

あまり使うことはないかもしれないが、同一直線上の動きで2拍子を表すことができる

1拍目の時間("1と")を水色、2拍目の時間("2と")を黄緑色で示してみた

①②が表拍の瞬間、"と"が裏拍の瞬間である

重ねるとわかりにくいため、同一直線上から少しずらして描いた

縦の2拍子の図形

 

2拍子の場合、1拍目が強拍、2拍目が弱拍で演奏されるが、

指揮者は演奏の準備のために0.5拍分早く大きさを示さなければならない
つまり…

1拍目の裏拍は2拍目準備のためあまり上がらず、

2拍目の裏拍は1拍目準備のためたっぷり上がる!

 

こぶしを「置きに行く」のではなくあくまでゴムボールの動きで自然に!!!

 

1.2.横の2拍子

次は横に開いてみる

叩きのときは曲線にならず、打点は基本位置に集まった綺麗なV字になる

縦の2拍子と同じく、2拍目は弱拍のため1拍目裏拍は小さくなる

横の2拍子の図形

鏡写しになっているので、スタートするときは右のこぶしを左側にパッと上げることになる

こぶしの向きは瞬間的に変えなければならない(ここが結構難しい!)

親指付け根と指揮者の筋肉は、ちょうど上がる方に向く必要があるので、

表拍を叩く直前にひじを60°くらい?瞬間的に曲げる必要がある

 

1拍目の裏拍を右に開きすぎてしまうので、開く角度が同じになっているかどうか鏡でよく確認しよう

 

2.3拍子、4拍子

横の2拍子から形と向きを変えると、3拍子がつくれる

これも鏡写しで、3拍目の時間はオレンジ色にした

閉じた3拍子の図形

スタートするときはこぶしをまっすぐ上にあげてまっすぐおろす

 

また、3拍子の叩きの前に1回、1拍子の叩きを追加したものが4拍子だ

4拍目の時間は紫色にした

重なりを避けるために2拍目と3拍目の裏拍が飛び出しすぎているが、

本当は肩幅より外に出ない方がいい

4拍子の図形

 

2.1.ヘミオラ

たまに音楽で出てくるもの

3拍子を2小節続けて、

、2、3、、2、3」ではなく「、2、、1、、3」になる、つまり2拍子3小節のような3拍子だ

 

教科書ではこのタイミングで出てこないが、頭の体操になるため練習してしまおう

 

2.2.閉じた図形と開いた図形

今までやってきたのは、打点(表拍の瞬間)が基本位置の1点に集まった図形だ

これは、「閉じた図形」と呼ばれる

これと対比して、打点が基本位置の高さの直線上に分布するのは「開いた図形」だ

こちらの方がなめらかで、フレーズ感のある叩きになる

ただ、横の2拍子以上にこぶしの角度を変えなければならないのが難しい

表拍直前でも裏拍直前でも変えるため、1小節で6回変える計算になる

慣れるしかない

 

まず3拍子

開いた3拍子の図形

打点は指揮者側から見て左から①②③になる

スタートするときは、まっすぐ上にあげて斜め左におろす

2拍目裏拍→3拍目表拍は内側に入るのに注意!

 

4拍子も書いておく

わかりにくいが、①③の打点は同じ基本位置、4拍目裏拍が頭上位置になる

1拍目裏拍は基本位置の少し上で、表拍からまっすぐ上げた場所

こちらも、非対称にならないようによく鏡で確認しよう