あ。書きかけてたブログあったんで、順不同となりますが…(^_^;)
7/24
今日は朝から丸一日かけて、男は日除けのアーバーの天井を作るために森を2往復して、オークウッドを探して切り出し、みんなでそれをアーバーの枠組みに乗せて…
連日の肉体労働ですごい疲れて眠いんだけど…
頑張って、夜はサンダンス中、ぼくをプロテクトしてくれるセージのブレスレットにアンクレット、そしてクラウンを作る
…
テントに吊るすと、テント内はセージの香りでいっぱいに…
砂の下は岩盤で固くて…背中痛くて数時間置きにウネウネして…
そろそろいいマットとか、いいキャンプギアも巷に溢れてるのはわかってるし、全然買えるんだけど(^_^;)この後、儀式が始まると4日間は木の下の野ざらしで寝ないとだし、あまり快適にしちゃうとな…と。
とりあえず初心というか、極力シンプルで削ぎ落としたスタイルでここまで20年以上来たからね…
それと、ツリーデイ終わったら、サンダンサーはアーバーで寝ないとなんで、ぼくはチキンハートなんで、退路を断つためにテントは畳んじゃうので、テント泊は数日だし、ガマン…ガマン^_^
で。富士山5号目くらいの昼間の40℃の余韻で半袖半ズボンで寝袋に入らずバターン…って寝ちゃうと、朝は16℃と急に冷え込むので寒い寒い😨…寝袋にもぐり込むんだけど、疲れすぎちゃって、サイドのジップを上げる気力も無く…でも寒くて死んじゃうから、チカラを振り絞って…
と。ま〜連夜、意識朦朧としてるけど、しっかりと寝れないわけですわ(^o^)あはは
寝ること…休息することも仕事のうちというか、儀式の一環なんで、これは毎年の課題だなぁ
(^_^;)
7/25。ツリーデイ
1年間、ぼくらの祈りと共に、立ち続けてくれていた生命の木を、感謝と共に倒してサンダンスグラウンドから送り出し…
みんなで河原に向かい、まだ大地と繋がってる新たな生命の木を迎えに行く…
ぼくらのいるナバホ居留地セアトーにはコットンウッドが生い茂る大きな川は無いので、ナバホのキャピタルのウインドウロックの先のフォート・ディファイレンスへ…
今年も、例の…木に登ってロープを括り付ける段となり、リーダーたちがざわざわ…で。「イサオはどこ行った。イサオは…」と(^_^;)
いやいや…ぼく47歳だし、昨年、超筋肉痛になってサンダンス中ずっと痛かったし…18歳のシャンノンの甥っ子ジェロームは?って言ったら、ダメだ…登れてもロープ🪢を結ぶのは慣れてない。
ほら…早く。。…と(^_^;)
あとは…木に登れそうなスリムで筋肉質は…いた〜!(◎_◎;)
今年初参加。カナダのケベックの居留地から来た20代の若者マチュー!しかも、森に詳しいし、まさにうってつけ。山に木を切りに行った時、同じチームでした^_^
彼を推薦し、レクチャーして、無事に彼がその仕事をやり遂げてくれました^_^
ちなみにノーいのち綱だし、低い位置に途中で足を支える枝もないのでよじ登らないとだし、標高も高いので苦しいし、まあまあ大変です(^_^;)
サンダンスの中でも、こうして生命の木に登れるのは一年に1人だけだし、木の上から見えるみんなの祈りの輪とナバホランドの景色、木の下から聞こえてくる歌とドラム…
まだ生命が漲ってる葉っぱや枝。木肌からパワーを感じられる…
ぼくは長年の間、ちょいちょい登ってきたけど、これはすごい特別な役目だし、みんなは知らない景色が見える特別な…格別な瞬間。
マチューにその事を話し、ぼくたちにしか分かり合えない秘密?を分かち合いました^_^
そうそう…このマチューって、初めて会ったんだけど本当ナイスガイで、精神性も高くて。
森での作業中に彼がイーグルの小さな羽根を🪶見つけたんだけど…
以前ぼくも見つけた時、亡くなってしまったアンクル・エヴァのとこに持って行ったら…
この作業は賃金なんて出ないし、その羽根はワカンタンカからお前へのギフトだ…って言ってくれて、その年のサンダンス中、それを持って祈った…ってのもあり。羽根はキープすれば良いよ…って言ったんだけど、彼はそれを持ってしばらく祈って、森に返してました…
また。小さなハミングバードの羽根も見つけた…って、車の中で見せてくれたんだけど、同じように森に返してて…
多分、マチューの部族の教えや、彼のポリシーだと思うんだけど、自然や動物…グレートスピリットに対するリスペクトというか…
また、作業中もカナダとナバホの森の違いや、植物や石や木などを思慮深く観察してたり…
とにかくナイスガイでした^_^
ま。そんなこんなで、子どもたちみんなが斧を入れ…その後ぼくらサンダンサーが斧を入れ、新たな生命の木が倒される…
倒された木は地面にタッチダウンする事なく、サンダンスグラウンドの中心まで、神輿のようにみんなで肩に担いで運ばねばならず、ここからは屈強なガタイの筋骨隆々のタフガイたちの出番^_^で。ぼくは後ろの方の細い幹を…
ホント…適材適所じゃないけど、この社会もそう。それぞれが、それぞれの役割があり、なんか調和やバランスで成り立ってる。
河原から土手を登ってトラックの荷台に木を積み込んで、みんなそれぞれの車に乗り込み、再びサンダンスグラウンドへ…
そして…新たな生命の木をサンダンスグラウンドの中心に迎え…
みんなで輪を作り、祈って…
夕方。それぞれのキャンプに戻り、最後の食事と準備をして…
その夜から、サンダンサーは日除けのアーバーの下で寝て、翌朝の日の出前のスウェットロッジに備える…
サンダンスが始まる…





