7/24…そして7/25ツリーデイ。この後アーバーに入り、明朝からサンダンス | 渋谷区恵比寿・代官山インディアンジュエリー<LittleCloud☆リトルクラウド>          オーナーIsarock’sブログ

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渋谷区恵比寿・代官山エリアでアメリカ直輸入インディアンジュエリー&クラフトを扱うリトルクラウドの店主イサオRed Sunです☆店のお知らせや買い付け旅行記と、サンダンサーとしてインディアンとの交流やスウェットロッジ・サンダンスの事などもたまに・・・

あ。書きかけてたブログあったんで、順不同となりますが…(^_^;)


7/24

今日は朝から丸一日かけて、男は日除けのアーバーの天井を作るために森を2往復して、オークウッドを探して切り出し、みんなでそれをアーバーの枠組みに乗せて…

連日の肉体労働ですごい疲れて眠いんだけど…

頑張って、夜はサンダンス中、ぼくをプロテクトしてくれるセージのブレスレットにアンクレット、そしてクラウンを作る

夜は9時くらいまで明るいので、この日に完成^_^

テントに吊るすと、テント内はセージの香りでいっぱいに…

砂の下は岩盤で固くて…背中痛くて数時間置きにウネウネして…

そろそろいいマットとか、いいキャンプギアも巷に溢れてるのはわかってるし、全然買えるんだけど(^_^;)この後、儀式が始まると4日間は木の下の野ざらしで寝ないとだし、あまり快適にしちゃうとな…と。

とりあえず初心というか、極力シンプルで削ぎ落としたスタイルでここまで20年以上来たからね…

それと、ツリーデイ終わったら、サンダンサーはアーバーで寝ないとなんで、ぼくはチキンハートなんで、退路を断つためにテントは畳んじゃうので、テント泊は数日だし、ガマン…ガマン^_^


で。富士山5号目くらいの昼間の40℃の余韻で半袖半ズボンで寝袋に入らずバターン…って寝ちゃうと、朝は16℃と急に冷え込むので寒い寒い😨…寝袋にもぐり込むんだけど、疲れすぎちゃって、サイドのジップを上げる気力も無く…でも寒くて死んじゃうから、チカラを振り絞って…


と。ま〜連夜、意識朦朧としてるけど、しっかりと寝れないわけですわ(^o^)あはは


寝ること…休息することも仕事のうちというか、儀式の一環なんで、これは毎年の課題だなぁ

(^_^;)


7/25。ツリーデイ

1年間、ぼくらの祈りと共に、立ち続けてくれていた生命の木を、感謝と共に倒してサンダンスグラウンドから送り出し…

みんなで河原に向かい、まだ大地と繋がってる新たな生命の木を迎えに行く…

ぼくらのいるナバホ居留地セアトーにはコットンウッドが生い茂る大きな川は無いので、ナバホのキャピタルのウインドウロックの先のフォート・ディファイレンスへ…


今年も、例の…木に登ってロープを括り付ける段となり、リーダーたちがざわざわ…で。「イサオはどこ行った。イサオは…」と(^_^;)

いやいや…ぼく47歳だし、昨年、超筋肉痛になってサンダンス中ずっと痛かったし…18歳のシャンノンの甥っ子ジェロームは?って言ったら、ダメだ…登れてもロープ🪢を結ぶのは慣れてない。

ほら…早く。。…と(^_^;)

あとは…木に登れそうなスリムで筋肉質は…いた〜!(◎_◎;)


今年初参加。カナダのケベックの居留地から来た20代の若者マチュー!しかも、森に詳しいし、まさにうってつけ。山に木を切りに行った時、同じチームでした^_^

彼を推薦し、レクチャーして、無事に彼がその仕事をやり遂げてくれました^_^

ちなみにノーいのち綱だし、低い位置に途中で足を支える枝もないのでよじ登らないとだし、標高も高いので苦しいし、まあまあ大変です(^_^;)


サンダンスの中でも、こうして生命の木に登れるのは一年に1人だけだし、木の上から見えるみんなの祈りの輪とナバホランドの景色、木の下から聞こえてくる歌とドラム…

まだ生命が漲ってる葉っぱや枝。木肌からパワーを感じられる…


ぼくは長年の間、ちょいちょい登ってきたけど、これはすごい特別な役目だし、みんなは知らない景色が見える特別な…格別な瞬間。

マチューにその事を話し、ぼくたちにしか分かり合えない秘密?を分かち合いました^_^


そうそう…このマチューって、初めて会ったんだけど本当ナイスガイで、精神性も高くて。

森での作業中に彼がイーグルの小さな羽根を🪶見つけたんだけど…

以前ぼくも見つけた時、亡くなってしまったアンクル・エヴァのとこに持って行ったら…

この作業は賃金なんて出ないし、その羽根はワカンタンカからお前へのギフトだ…って言ってくれて、その年のサンダンス中、それを持って祈った…ってのもあり。羽根はキープすれば良いよ…って言ったんだけど、彼はそれを持ってしばらく祈って、森に返してました…

また。小さなハミングバードの羽根も見つけた…って、車の中で見せてくれたんだけど、同じように森に返してて…


多分、マチューの部族の教えや、彼のポリシーだと思うんだけど、自然や動物…グレートスピリットに対するリスペクトというか…

また、作業中もカナダとナバホの森の違いや、植物や石や木などを思慮深く観察してたり…

とにかくナイスガイでした^_^



ま。そんなこんなで、子どもたちみんなが斧を入れ…その後ぼくらサンダンサーが斧を入れ、新たな生命の木が倒される…


倒された木は地面にタッチダウンする事なく、サンダンスグラウンドの中心まで、神輿のようにみんなで肩に担いで運ばねばならず、ここからは屈強なガタイの筋骨隆々のタフガイたちの出番^_^で。ぼくは後ろの方の細い幹を…


ホント…適材適所じゃないけど、この社会もそう。それぞれが、それぞれの役割があり、なんか調和やバランスで成り立ってる。


河原から土手を登ってトラックの荷台に木を積み込んで、みんなそれぞれの車に乗り込み、再びサンダンスグラウンドへ…

そして…新たな生命の木をサンダンスグラウンドの中心に迎え…


みんなで輪を作り、祈って…


夕方。それぞれのキャンプに戻り、最後の食事と準備をして…


その夜から、サンダンサーは日除けのアーバーの下で寝て、翌朝の日の出前のスウェットロッジに備える…


サンダンスが始まる…