7/25
今夜。最後の食事をして、明朝…
ついにサンダンスの4日間が始まります…
今年、ぼくにとって11回目のサンダンス…
4年で1サイクルとして、最初の4年は日本人のサンダンサー新島 功として…
そして次の4年は、ぼくらの指導者であり、ぼくが尊敬する先生であり、アンクルでもあるジョン・ファンメイカーからいただいたセイクレッドネーム…ウィ・ルタ・ウィチャシャとして…赤い太陽の男として…
それから新たな3サイクル目が始まり、今年それが叶うならば、その3年目…
3は、ウーマンネーション…すべての女性たちへの感謝と、自身の浄化を意味するヒーリングラウンドでもあり、方角は…イースト…東をあらわし
カラーは…イエロー
メディスンアニマルは…ヒハカオヤテ…角を持つひとたち…アントラーズ
また、黄色人種のぼくたちをあらわします…
ひとの人生の中では、まさに今のぼく自身あたりの、若者でも、壮年でもない…年長者・エルダーとして社会や家族の中で、1番の芯となり、はたらかなくてはいけない…
エルダーは、みんなの盾になり…みんなの見本となり…弱いものや、助けを必要としてるひとたちに目を配り、優しく寛大でなければならない…
こうして偉そうに書いてる、ぼく自身、まだまだ若者気分が抜けないことも多々あり、エルダーとしての自覚もはたらきも出来てない…
まだまだ自分のことばかりで精一杯だし、家族にも、彼らののぞむサポートやケア、優しい言葉すら持ち合わせてない…
もっと男として産まれてきたこの使命をちゃんと自覚し、より成長し、余分なものは削ぎ落としながら、いつも自分をブラッシュアップして生きなければならない…
正直、こうして身体をこっちに運んで来ても、サンダンスの4日間を考えると、まだまだ不安だし…おそれもある…こわい。
4日間、ぼくに出来るだろうか…
ぼくはその儀式や教えにふさわしい生き方をしてきたか…
そして、いつもこうして平穏無事に生かさせていただいてるみんなに対して、ぼくは無になり、ワカンタンカ…グレートスピリットとオチマカ…マザーアースをつなぐ、ひとつのパイプとして、この身体を捧げることが出来るだろうか…
毎年毎年…結局、直前までこころは決まらない…ちょっと自分を奮い立たせる意味で、字として、こうして起こすことで、自分の内面と語り合う…
日本を出る行きのバスの中、飛行機の中、アメリカ来てからは運転ばかりで、寝る前や朝起きた時のちょっとした時間に思ったことメモしてるんで文脈めちゃくちゃだね…(^_^;)
日本でも、世界でも、たくさんの病気、たくさんの災害、たくさんの事故、遠い国では戦争をしているため、毎日どこかで誰かが永遠のねむりにつき、そのまわりにいるひとたちがかなしんでいる…
ひとは生まれたからには、眠りにつくのが自然のサイクルであることは理解出来るけど、それぞれに長短があり、まわりからすると受け止められないタイミングや、あまりにも不条理で、救いようのないものもあり…
ひかりの中を生きて、闇へ…ねむりの世界にいったひとを思い、かなしみ…
いま在るぼくらはそのかなしみをどう受け止め、どう在るべきか…
そのかなしみの越えかた…
その答えはぼくは持ち合わせていないし、きっと誰にもわからない…
だからこそ今、こうして生かされてるぼくらは祈らないといけない…
強く祈り、ビジョンの訪れを…良き兆しを求めないといけない…
この世界は、二面性がある…表裏一体であり、それが自然であり、生と死も抗うことはできない…
かなしみを乗り越えるには笑い
暗闇を乗り越えるには光
サンダンスのピュアルフケーション…浄化の準備期間である日中…太陽の下でがんばって仕事をし、こころと身体を捧げ、それぞれの自分自身の出来る範囲で、出来る仕事をし、それぞれの使命を果たす…
もちろんサボってる人もいるし、ひととのコミュニケーションが苦手で、いつも輪の外にいるひともいる。それについて、誰もとがめないし、それを認めてる…
身体が不自由だったり、高齢だったりで、力仕事が出来ないひともいるし…
サンダンスには来ないけど、どこかで男手が足りないと聞いてきたのか、その力仕事の時だけ現れ、手伝ってく地元のナバホのひともいる…もちろんノーギャラだ。
あ。おしゃべりだけ楽しんでメシだけ食ってくひとも^_^
ま、そんなこんなで女性はキッチンでみんな+αの食事を作ったり、プレイヤータイズを作ったり…それぞれがそれぞれの仕事をする。
そんな時ひとが求めるのは、照りつける太陽を遮るシェード…日陰や日よけであり、その後訪れる夜であり、闇の中の休息であり、ねむり…
もちろん、生命の水や、食事…
植物や動物の兄弟姉妹たちのいのちを頂き、彼らのいのちを、ぼくらはエネルギーに変えながら生きてる。その事にもいつも感謝は必要…
ひとは暗闇の中、手さぐりでひかりを求め…
ひかりの中で必死に闇を求め生きていく
たいせつなのはひかりの中でどう生きるか
今こうしてひかりの中に在ることを意識して感謝し、ひかりの中を歩いてることが、どれだけ尊い事なのかを知ること
サンダンスもスウェットロッジも…あらゆる儀式は、死と再生を考え、学ぶ儀式でもある
いずれぼくらにはそれぞれに長い闇が…長いねむりが必ずやってくる。
だから、ひかりの中を生きてる間は、安易に闇を求めたりしてはいけない…
今日。新たな生命の木が立ち、明日からサンダンスの4日が始まる…
いつもこうして祈りの機会を与えてくれるすべての存在に感謝します。
ぼくにチャレンジするチャンスを…この旅を…ぼくの生活を…この人生を支えてくれる、リトルクラウドにつながるすべてのみなさまの存在に感謝します。
ぼくにはこうしてこの場を借り、分かち合うことしか出来ませんが、ぼくが今この場所にいること…儀式の一部として毎年こうして、はたらかせて頂くことが出来るのも、みなさまのおかげです…本当にありがとうございます。
ぼくにつながるすべての存在に感謝します。
one heart、one voice、one mind 、one chanupa
ミタクエオヤシン
では、行ってきます。
ウィ・ルタ・ウィチャシャ
Red Sun Man