念願かなってようやく行けた青森で、

嫌というほど強風にさらされまり、

ボロボロになって東京に戻ったアオシバです。


あ、今回は東京出張中の週末に有給をからめた弾丸旅行でした。



ノスタルジックな雰囲気の中、

五所川原から切符を買って2両編成の電車に乗り込みました。






到着。


駅前の、商業施設‥、しょうぎょう‥





ここまで乗ってきた鉄道を、

作った人、実業家がいて、


その人が建てた「ひどく大きい家」を

見にきたわけです。



作家太宰治の生家、

五所川原市の金木にある「斜陽館」です。



アオシバは高校の時から

「斜陽」を愛読してきました。


ずっと。



今回、地方の豪商の暮らしというのを

目の当たりにして、


富のかたより、


について考えたアオシバ。

その当時、繊細な少年は「搾取」について悩んだそうな。



太宰の母の部屋のふすまに、



「斜陽」の文字が。


作品を通して、薄い印象だった母親の存在感が初めて重みを増した瞬間。




太宰読者なら、絶対行きたいのが、

近くのお寺にある地獄の絵。



悪いことをすると地獄に落ちると言われ、

恐怖で泣き出したエピソードは作品にも書かれていました。


確かにこの絵がほんとに怖くて、

誰がなんの目的で描いたものか‥


HSPの太宰、さぞかしトラウマに。


この絵と同じ本堂にあった占いがおもしろかった。



ひいたのは、マルオ。


すでに玉が入ってる「小凶」は、

アオシバ。

地獄絵のあとの凶は、ちょっと気になる。



電車がなくて、隣駅まで強風の中歩いてあやうく津軽が嫌いになりそうでしたが、

駅前のカフェで、


りんごジャムのコーヒーと

りんごの焼きドーナツ

で、機嫌回復。



行けてよかった。