ようやくお山の上に到着しました。
知恩院さんは、法然上人を開祖とする浄土宗の総本山。
門徒だけでなく、建造物としても貴重な上、「知恩院の七不思議」などみどころも多く、観光客も多く訪ねます。
お線香をいただいて、さらに階段をのぼったところにある納骨堂へ。
知恩院さんでの納骨は、いくつか種類があるようですが、Kちゃんのところは合祀で奉安される納骨堂です。
Kちゃんは北海道、ご主人は関東なのに何故、京都にお墓が…?と前から不思議だったのですが、
Kちゃんがご主人のお仕事の関係で、北海道から京都に移ると時に、いつでもお参りできるようにと分骨したそうです。
義理のお父さんかと思っていましたが、実父だとか。
毎月、決まった日に、暑くても寒くても、お線香とお花をたむけに石段をのぼってお参りにやってくる。
親孝行やな、って言うと、生きてる間にいろいろしてきたからね、と、Kちゃんが言うとさぞかしいろいろしてきてしまったのだろうって気になります。
今日もビールをお供えして、長い時間手をあわせていました。
私は、いつも仲良くしてくれるKちゃんのお父さんに、お礼を言いました。
階段をおりたところに池があり、「先月は満開だった」という蓮の花が一輪だけ残っていてくれました。
知恩院さんで満開の蓮をご覧になりたい方は、酷暑が予想されますが8月にどうぞ。
ちなみに今月はこちらが見ごろを迎えていました。
さるすべりです。
お寺のように、色調に統一感のある空間で見る花はとても映えます。
山門から続く階段を下りてきました。
国宝に指定される三門を横から見上げる。
二階二重門。木造門としては日本ではこれ以上のものはない大きさです。
階段が急なので、Kちゃんの提案で横のなだらかなスロープで降りてきました。
あらためて、三門を見上げます。
私の拙い撮影ではその迫力は伝わりそうにないので、参考までに…、
この「華頂山」の額の大きさは、たたみ二畳分あるそうですよ。
二畳…、
大人でも2,3人がごろりと寝転べるくらい。
無事にお参りが終わりました。
「四条のほうでも行こうか」と、Kちゃん。
ちょっと距離はありますが、ここから街へ向かって、さらに歩きます。