「あんたのおかあさんは
あんたに 勉強しかさせんかったんじゃろ
(料理なんかしてこんかったんじゃろ)」
若い頃 そう言われたことがあった
どういう意味で 私に言われたのかは
その人にしかわからないが
そう言われた私は
「おかあさんが悪いわけじゃない
料理ができないのは 私ができないだけだ」
と そう言われる私を
母に申し訳なく想った
だからなのか どうなのか
その後
主婦となって10数年経ったころ
調理師の免許を取ることとなった
これで 「あんたのおかあさんは・・・」に
リベンジしたのかどうかは わからないけれど
子どもの頃
勉強ばかりしてきたわけじゃなかったけれど
興味のあることを学ぶのは 探究することは
好きみたいだ
でも あのときは
「うん 興味のあることを学ぶのは好きよ」
とは 言えなかった
何かを学べるって
時代や環境によっては
当たり前にできることじゃない
だけど 今 は
自分のじゃまをするのは 自分でしかない
(ということを 教えてもらったのだけど)
書くこと
自分を表現すること
というのも
私の好きなことと したいこと
軽 は どんなにならいたい気持ちがあっただろう
あのときの 軽 は 私 かもしれない
吉 は ならわせてやれる許可をどうして出さなかったのだろう
あのときの 吉 は 私が私に かもしれない
興味のあることを探究すること
書くこと
自分を表現すること
「うん それがしたいよ」
私のしたい気持ちを
私が私に許可してあげる
* 料理はするようになったさ♪
・・・上手 とか 好き とはちがうけれど