「ご飯を残したら 罰が当たる」 | 魂の選ぶ声を聴く ~言葉にならない想いをつなぐ~

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無意識のストレス反応を意識的に変化させて
気づきと自然治癒力を高め 自分や周りのひとの存在に光をみる人生を楽しんでいます

80代の女性と一緒に食事をしていたときのこと

 

白いごはんが あまりお好きでないらしく

手をつけられていなかった

 

それに気づかれた男性が

「農家の人が一生懸命作っとるんよ

ご飯を残したら 罰が当たるよ」

と その女性に言われていた

 

 

私も 子どもの頃から 何度となく耳にしていることばである

 

たしかに 

食べるもののない時代、食べるもののない環境・・・

それを想えば 残すことは なんということだろう?

 

 

 

しかし 「ご飯を残したら 罰が当たる」 と言う人が

ご飯以外のものは残したりしているのを見ると

 

「・・・・・」

 

な 気分である

 

 

 

 

話がそれてしまったが

先ほどの 白いご飯があまりお好きではなさそうな女性は

子どもの頃 一緒に暮らしていたおばあちゃんに

ご飯を残すことに かなり やいのやいの言われていたらしい

 

「おかあさんは 何も言わなかったけど

おばあちゃんがねえ・・・

『また この子は・・・!

ご飯を残したら 罰が当たる』

って いつも言われてた」

 

 

そうか そうか・・・

小さい頃に そんなことがおありだったのか

 

80代の女性のおばあちゃんと言えば・・・

明治のお生まれかしら?

もしかしたら その前の江戸時代かしら???

 

 

そりゃあ 厳しく言われたかも・・・

 

 

 

私が 他所を見ている(と 想われている)間に

ポケットからティッシュを出され

お茶碗に残っているご飯を 包まれていた

 

・・・どうされるのかな?

 

しばらく 素知らぬ顔していたのだけれど

そのティッシュに包んだご飯のやり場に困られていたようなので

 

「いいですよ・・・」

 

と 捨てることをおすすめした

 

「・・・いいの?」

少しためらいがちに ゴミ入れに入れられた

 

 

 

 

「(ところで) ご飯を残されて 罰が当たったと想われたことは

ありましたか?」

 

そう お尋ねすると

しばらく 想いめぐらされ

 

「・・・ない!」

と 大笑いされていた

 

 

食べ物を粗末にすることを良しとは想わないけれど

 

その方の笑顔には 嬉しくなった