私の「尊敬するおねえさま」のこと
この方が 職場を離れることになった
一緒に仕事ができる最後の日
話をする時間は ほとんどなかった
帰り際の30分くらいになって
その方が 対する方々に「お別れ」を伝えている姿を見かける
ことばによる「お別れ」ではなく
仕事を通じて伝えようとされている・・・ように見える
「看護師さん」のその方は
最後の最後に
「足が痛いって言いよったよね」
と 足のようすをみたり、足をさすられたり
対する方に発することばの選び方ひとつひとつが
その人の状態に添っている・・・ように見える
「看護師さんの素養」
そう感じる
そんな方だから 看護師さんになられたのか
看護師さんという仕事をしていて そうなられたのか
そのどちらともなのか わからないけれど
(看護師ではない)私にはない在り方を見たようだった
私の仕事の最後の日に
私だったら その看護師さんのような動きはしていないだろう
「○○さん
私の代わりに 妙子さんのことをお願いするね」
足をさすりながら 対する方にそう話されていた
私に 対する方をお願いされるのではなくて
私のことを 対する方にお願いされている
想定外のことで 少しおどろいた
でも その看護師さんらしい感じがした
まだまだ ほんとは
そばにいたいな、話したいな