望郷の父・・・26 父の背景「愛されたかった」? | 魂の選ぶ声を聴く ~言葉にならない想いをつなぐ~

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無意識のストレス反応を意識的に変化させて
気づきと自然治癒力を高め 自分や周りのひとの存在に光をみる人生を楽しんでいます

望郷の父・・・目次

 

 

今にして想うと

父も母も 自分自身が
不安そのものだったのだろう

もっと 自分を見てほしい
もっと 自分を愛してほしい

すべてが そこから始まっていたのだろう


あるとき父は


私が わが子を抱いている姿を見て

「わしは そんなふうに 大事に抱かれたことがあるじゃろうか」

と 言ったことがあった

 

 

ないことは ないだろう

 

・・・いや、どうかな

 

昭和20年代の、田舎の、家父長制度色濃いなかでの

 

三人兄弟の次男坊

 

 

事実は どうであれ

 

父は(おそらく 母も)

 

 「愛されている、必要とされている」 という

 

安心、実感を 感じることなく育ち

 

自分を形成したのかもしれない